内容説明
「雪の鎧」と「冬の剣」からなる漆黒の歴史をもつ魔法武具―ウインターボトムキット。その伝説の武具を代々守る剣士の家に生まれた少年ボリスは、兄イェーフネンと剣の練習をするのが好きだった。そんな日々に、突如、終止符が打たれる。ウインターボトムキットを狙う叔父に襲撃され、全てを破壊されたのだ。生き延びるため、禁忌の地・エメラ湖へと向かった兄弟の前に現れたのは、死の闇をまとった赤い目の魔物。絶望の瞬間、ウインターボトムキットがまぶしい光を放ち…!?滅びと再生の神聖ファンタジー。
著者等紹介
ジョンミンヒ[ジョンミンヒ]
本名・全民煕。建国大学政治外交科を卒業し、韓国民族芸術人総連合の研究員を経て、1999年、400万というパソコン通信史上最大の照会数を達成した「歳月の石」を発表した。そして、次に発表した「ルーンの子供たち」シリーズは、オンラインゲーム「テイルズウェーバー」として開発され、大きな話題を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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華月 翠蘭
3
中盤から面白さが感じられるようになりました。これからボリスがどんなふうな成長を遂げるのか、どんな運命が待ち受けるのか。気になりますね。2012/04/10
damien
2
ハードカバーからの再読。序盤、ボリスくんがまだまだ弱っちいので、いわゆる鬱展開で読むのが苦しい。今後じわじわと根暗野郎に成長していくんだと記憶していたけれど、兄さんの死亡時点ですでに死んだ魚の目でわろえない。その割りにはランジエに意地悪したよね。 残念なのは、日本語訳がかなり読みにくいこと。句読点や、言葉選びにもう少し気をつかってほしかった。挿絵は、ボリスくんはそれほど気にならなかったけれど、ロズニスの金髪ドリルが衝撃だった……。2014/06/05
かいぜ
2
結構衝撃的な物語だった・・・2013/09/28
雪璃
2
序盤から暫く暗いです。読むのに苦労しました。続きは借りて読むことにします。表紙を見た時、女の子だと勘違いしました 表紙の印象で読み始めると落差が大きいと思います。2013/01/18
華輝
1
友人に薦められて読んでみましたがなかなかおもしろかったです。 イェーフネン兄さんの死に様が衝撃的で、弟のボリスを守るためとはいえ哀しい最後でした。 皆さんが言っているように表紙の絵だけを見ると主人公のボリスが女の子と勘違いしてしまいます。2013/08/21