内容説明
なぜ、青年将校たちによる“事件”が勃発したのか!?混沌とした時代に「昭和の叛乱」が警鐘する!!これは、72年前の若者たちからの熱きメッセージである。
目次
第1章 動乱への道
第2章 白昼の惨劇
第3章 一部将校
第4章 倒閣計画
第5章 弾劾演説
第6章 雪の夜
第7章 安藤起つ
第8章 その前夜
第9章 襲撃の朝
第10章 蹶起
著者等紹介
久保田千太郎[クボタセンタロウ]
脚本家。岡山県出身。日本脚本家連盟、日本放送作家協会会員。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。三島由紀夫が主催する「劇団NLT」演出部に所属。劇作を学びながら、NHKや民法の放送用台本を多数執筆する。三島由紀夫没後に独立。戯曲やテレビ用脚本、劇画の原作など、多くの分野での活躍をする
貝塚ひろし[カイズカヒロシ]
漫画家。千葉県出身。中学・高校の頃から漫画グループを作ったほどの漫画好き。1957年に『乞食と殿様』でデビューし、翌1958年には「おもしろブック」(集英社)にて『くりくり投手』を連載。『ミラクルA』『父の魂』や『怪物 王貞治』など数々のヒット作を発表する。1968年に「少年ジャンプ」創刊時の看板作家として、大人気を博する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺
45
漫画2/26事件。この漫画、最近、コンビニコミックになってLAWSONで売っているので気がむいた方は読んでみて欲しい。冒頭、平成初年の光景からスタート。発表当時が平成初年だったのだろうが、その平成もまもなく終わる。そう考えたら、2/26事件というのは、昭和にとってのオウム真理教事件みたいなものかも知れない。陸軍将校が決起して政治家達を暗殺してゆくのである。少し前にかわぐちかいじがこの事件を描いた漫画を読んだが、あんなロマンチックは排した、大人の学習漫画のような骨太な漫画である。あれこれ考えさせられました。2019/01/26
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- 和書
- 完全版I’ll 〈1〉