内容説明
白血病―この難病のほとんど唯一の治療法、それが骨ずい移植である。しかし、骨ずい移植は「骨ずいバンク」なしでは成立しない。日本ではじめて作られた「東海骨ずいバンク」。その誕生の裏には、ある少女の死、そして、多くの人々の涙と感動の物語があった。
目次
第1章 発病
第2章 運命
第3章 希望
第4章 生命
第5章 脈動
著者等紹介
本そういち[モトソウイチ]
神奈川県出身。1981年第9回小学館新人コミック大賞入選、1984年第11回講談社ちばてつや賞入賞。その後、アメリカでのアルバイト生活、演劇活動などを経て、1988年から再びまんがの創作活動を始める。「マタドール」(週刊少年サンデー)「サードストリート」(ヤングサンデー)などの諸作品を次々に発表し、麻雀劇画「フリー雀荘最強伝説万(ワン)」(近代麻雀)で人気作家の地位を確立する
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感想・レビュー
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零水亭
13
独身時代から持っている漫画、今、小学生の息子と久々に読んでます。 『永遠の0』の漫画版や『零戦少女』でもお馴染み(?)の本そういち先生に白血病の女の子(前半のクライマックス)を書かせるなんて反則過ぎます…後半にも涙腺が決壊してしまう場面がありますので、お気をつけて。 読む前に是非ハンカチかタオルのご用意を!2021/05/28
ビシャカナ
2
血液の癌と呼ばれ、死と向き合いながら生きねばならない白血病、根本からの治療は骨髄移植しかないが、奇跡のような確率でしか適合者は見つからない。大谷貴子は生還を果たすが、共に病棟に居た園上さおりは亡くなった。医学の進歩ではなく偶然ドナーの適合者にめぐり合えたかどうかで命の明暗が分かれた結果に、大谷は二度目の人生の意味を骨髄バンク設立に見つける。順調な組織化と理解者も現れた一方で、実際に手術には至らなかった。しかしついに骨髄移植第一号が行われた。それはごく普通の家庭を持つ男性の他人を思う意志からだった。2021/06/26
RyoShun
1
HLA:「ヒト白血球型抗原」と訳される遺伝子の複合体2018/08/25