内容説明
本書はホームヘルパーや福祉介護士など、福祉・介護の仕事を目指している人たちが、対象となるお年寄りの方たちとどのようにコミュニケーションをはかればよいのかを、さまざまなケースの中から学ぶためのテキストである。
目次
1 基本的にわきまえておきたいこと(言葉づかいや話し方に気をつける;過度にお年寄り扱いしない ほか)
2 気持ちよく作業するためのコミュニケーション(食事時のコミュニケーション;入浴時のコミュニケーション ほか)
3 相手の心を傷つけないコミュニケーション(親しさを過剰に示されたとき;お年寄りから自分勝手と思われることを言われたとき ほか)
4 トラブルが起きたときのコミュニケーション(お年寄りに原因があると思われるとき;介護者に原因があると思われるとき ほか)
5 体の不調を訴えられたときのコミュニケーション(突然の事故にあったとき;日ごろから訴えている症状が出たとき)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てんちゃん
4
仕事の参考になる本を探していたところ、友人が貸してくれた本。高齢者との様々な場面での失敗事例を紹介し、それについて考えていく…といった構成です。考える上でのヒントはあっても、答えは書いてません。考えれば考えるほど難しい…(T_T) きっと人とコミュニケーションをとっていく上で、いつも満点なんてない。相手を傷つけてしまったり、誤解されてしまったら、相手の気持ちを考えて、またやり直して…。そんな風に諦めずアプローチし続けること、それがコミュニケーションの秘訣なのかと思いました。2015/05/23