感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
6
「悪霊」「鎮魂歌」「標的」の3編を収録。「悪霊」はホラーで、「鎮魂歌」はサスペンスで、「標的」はミステリ風のコメディなのかな。それぞれに、不倫、DV、ストーカーと、現代の病巣を描く。「悪霊」は永嶋恵美っぽいテイストでまずまずだけれど、他の2編はなんとも中途半端だな。「鎮魂歌」は籠から脱出したつもりで羽ばたけない女の懊悩が伝わるから、もっと掘り下げればおもしろくなりそうなのに。ところで、この出版社は自費出版の会社だよね。わずか101ページの文庫本を出版するのに、いくらかかったんだろう。 (★★★☆☆)2016/04/20
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