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  • サイズ A5判/ページ数 136p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776411826
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学5年の杏は、8つ上のお姉ちゃん、花梨のことが大好き。やさしくて頼りになるし、その上自分とは違うサラサラのロングヘアなのもあこがれる。寺や神社が好きなおねえちゃんは宮大工として働きはじめることになった。仕事に励むため自慢の髪もバッサリ切ってしまったおねえちゃんを見てふに落ちない杏。宮大工ってそんなにきびしい世界なの? 
ある日、杏はおねえちゃんがはたらく仕事場の見学会に行くことになった。作業場で働くおねえちゃんの姿を見て納得した杏は、さらに棟梁の話から、自分の好きな算数が建築にも必要だということも知って……。
日本の豊かな伝統文化を支える「匠」の姿を子どもたちに知っていてほしい、という作者の思いがこめられた作品。
大阪で聖徳太子の時代から寺社建築を手がける建設会社に取材し、実際に現場の様子を見て、棟梁の話を聞き書き上げています。
日本の寺社建築の高度な技術、歴史についてもふれることができます。


【目次】

1 バッサリ
2 こっそり跡をつける
3 チャンスがやってきた!?
4 木のにおい
5 大工とスズメは軒で泣く
6 おねえちゃんはどこだ?
7 ゲンスンバ
8 わからへんけど

内容説明

杏はおねえちゃんのことが大好き。やさしくて頼りになるおねえちゃんの花梨は、念願だった宮大工として働きはじめるのだ。ある日、杏は花梨の働く仕事場の見学会に、行くことになった。そこで宮大工の棟梁という人に会って話を聞き…。日本の社寺建築にたずさわる宮大工の職人たちの現場を、杏の目を通して描く。

著者等紹介

佐藤まどか[サトウマドカ]
80年代に奨学金で渡伊。『水色の足ひれ』(BL出版)で日産童話と絵本のグランプリ童話大賞、『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(講談社)でうつのみやこども賞、『アドリブ』(あすなろ書房)で日本児童文学者協会賞と児童ペン賞少年小説賞を受賞。エッセイも手がける。イタリア在住

佐藤真紀子[サトウマキコ]
東京都生まれ。挿画や装画を手がけた作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

77
児童書。小5の杏(あんず)は、大好きな花梨(かりん)お姉ちゃんがいる。花梨は念願だった宮大工になり修行を始めた。髪を短く切り毎日忙しく働いている花梨をみて、杏は宮大工の仕事は大変なのだと心配する。職場見学のツアーに参加し、実際に花梨の働く加工センターに潜入する▽宮大工の仕事について知ることができる。鳥居の種類の説明、登場する神社や寺院の説明あり。夢中になれる仕事に出会えるって嬉しいことだなと思う。希望のある物語でした。2025.9刊2025/11/17

よこたん

33
“木材そのものは朽ちて、大修理で交換するかもしれない。せやけど、同じ様式で修復すれば、昔の匠の技や想いを未来につなげていける。そういう情熱をもって、宮大工は仕事をしとるちゅうわけです” 宮大工への道を歩み始めた姉を案じる、年の離れた小学生の妹。折りよく、小中学生の見学デーで姉の職場を訪れることとなり、知らなかった世界に触れ、自分自身の目指すものの糸口が現れることとなる。児童書ながら、いかにじっくりと取材されたのかが伝わってくるし、熱量もあふれ出している。鳥居の形や、屋根の軒反りの話に、ふむふむとうなった。2025/12/27

joyjoy

19
「時をさまようタック」に続き、時を超えて残るものについて考えさせられる。また、宮大工の仕事を目指している甥のことも思いながら読んだ。宮大工に向いているのは、個性のある人、想像力のある人、そして人の気持ちがわかる人、とのこと。千年前の匠の心に思いを馳せ、千年先へ伝えようと自分の技も磨く。壮大なスケールの仕事! 主人公である杏もきっと、彼女なりのかたちで、その個性を活かす場を見つけるのだろうね。「スネークダンス」と通じるところもあり、歴史建築への興味もまたわく。2025/12/06

雪丸 風人

14
匠の仕事に触れられる物語。主人公は理系脳の5年生。宮大工見習いの姉が大好きな彼女が、心配と好奇心に駆られて、その仕事場に足を踏み入れます。いくつもの時代を超えた建築物を支える厳しい現場の空気が伝わってきました。引っ込み思案なのに、姉のことだと前のめりになる少女は微笑ましいですね。男社会での特別扱いを嫌い、その言葉通り奮闘しまくる姉の心意気も素敵でしたよ。現場が抱える課題を聞けたのも良かったです。やはり人の気持ちがわかることはどの世界でも大事なんだなと実感できる作品でした。(対象年齢は10歳以上かな?)2025/11/29

菱沼

4
茨城県北部に住んでいたころ、東日本大震災が起きた。知人の家は海辺にあって津波に襲われ、ふすまや畳は被害を受けたが、建物自体は屋根瓦一枚落ちなかった。昔、宮大工が建てたと聞いた。イタリア在住の作者は、現代に息づく「昔」をより身近に感じているのかもしれない。年の離れた姉と、女性が少ない職業ということから、八束澄子『空へのぼる』を思い出した。2025/11/06

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