内容説明
まいにちがほんだとしたら、どんなほんをよみたい?スムートのほんは、ね…?ひっこみじあんなおとこのこと そのかげスムートの、げんきがでるおはなし。
著者等紹介
クエヴァス,ミシェル[クエヴァス,ミシェル] [Cuevas,Michelle]
アメリカ、マサチューセッツ州に生まれる。ヴァージニア大学で美術の修士号を取得。マサチューセッツ州グレート・バリントン在住
スミス,シドニー[スミス,シドニー] [Smith,Sydney]
カナダのノヴァ・スコシア州に生まれる。ノヴァ・スコシア美術デザイン大学卒業。『おはなをあげる』(ポプラ社)でカナダ総督文学賞(児童書部門)、ニューヨークタイムズ・ベストイラスト賞など、さまざまな賞を受賞。妻、息子とともにトロントに在住
いわじょうよしひと[イワジョウヨシヒト]
高校卒業後イギリスに渡り音楽を勉強。帰国後、翻訳学校にて翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
160
スムートは男の子の影。この子はあんまり笑わない。飛んだり跳ねたり、ちょっとしたいたずらもしない。だからスムートも何にもできず、退屈な毎日を送っていた。するとある日、スムートは男の子から離れてしまって…。男の子から離れてはしゃぐスムートの表情、といっても影なのでシルエットだんだけど、そこから楽しさが伝わってきた。そんなスムートにこっそりついていく男の子。ほんとはどれもやりたかったのかもね。最後は元に戻ったけど、今度は本を読んだり、静かに過ごすという楽しさもスムートに味わってもらえるといいな。2021/01/22
とよぽん
48
おとこのこ と そのかげのスムート。7年半、ずっとつまらない毎日でたいくつしている。が、ある日スムートは青い空のことを考えていたら、あれっ? おとこのこからはなれてしまった! そして次々と動物や花、石ころまでも、かげは自由に動いて「ゆめ」をかなえる。何てステキな発想! そして、ついにおとこのこも。楽しい本のような毎日。ページをめくると・・・歌や踊りやたくさんの色があふれ出す。よかったね、スムート。2021/09/09
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
影はいつも寄り添っているもの。その影が意思をもって動き出したら・・。いつも自分の思いで動けないと、たまには自分の意思で動きたくなるよね。ある少年の影であるスムートの躍動感ある絵に魅了されました。2018/09/25
たまきら
38
子どもの頃花の絵を黒く塗りつぶし、先生を心配させた自分。でも、黒が生き生きしていたっていいと思う。そんな反抗心があったことを、この本を読んでいたら思い出しました。ひっそりとかげから様子をうかがう男の子がなんだかいじらしかった。オタマさんがいちいち彼を探してました。2018/10/02
かおりんご
29
絵本。新年度の読み聞かせのために読了。みんなでわくわくすることがしたい!というのは、いいなと思う。途中の絵だけのところは、読む時に工夫が必要。2021/04/03