内容説明
森のおくふかくにある、いまはだれもいない、ふるいいえ。そこにくらしていたのは、カウボーイ?それとも女王さま?それともネコかな?コールデコット賞、ケイト・グリーナウェイ賞受賞のレイン・スミスが多彩なタッチで描いています。想像をかきたてる絵本。
著者等紹介
フォリアーノ,ジュリー[フォリアーノ,ジュリー] [Fogliano,Julie]
作家であり、詩人。“And Then It’s Spring”にて、2013年にエズラ・ジャック・キーツ賞を受賞。夫、3人の子どもとともにニューヨーク州ハドソン・バレーに在住
スミス,レイン[スミス,レイン] [Smith,Lane]
1983年、カリフォルニアの美術大学を卒業。絵本作家、イラストレーター『くさいくさいチーズぼうや&たくさんのおとぼけ話』(ほるぷ出版)でコールデコット賞を受賞。ブックデザイナーでもある妻のモリー・リーチとともに、コネティカット州に在住
青山南[アオヤマミナミ]
1949年、福島県生まれ。早稲田大学卒業。翻訳家、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
53
表紙の絵、構図が気になった。タイトルが割と小さくて控え目な印象だ。原題は『A HOUSE THAT ONCE WAS』。他の方のレビューでは、子どもが勝手に廃屋に侵入するのはよくないとの意見があったけれど。それもそうだが、私はかつて誰かが住んでいた家の生活の跡を残したまま、だれがなぜどのように、いなくなったのか? という疑問を投げかけているのだと思った。青い鳥が象徴的。哲学的な文、見事な絵に魅了されつつ、この絵本が伝えたかったことは何か?と考え込んだ。2021/05/24
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
46
今は誰も住んでいない森の奥の一軒家。どんな人が住んでいたのかなぁと想像する子供達。どんな家にもその歴史がありますね。やっぱり今住んでいる自分の家が1番。実際の場面と、子供達が想像する場面の絵のタッチが違っているのがとても印象的でした。2018/10/10
たまきら
26
日本だったらマヨヒガみたいな感じかなあ。人が見捨てた建設物や時を経たものには昔から魅了される自分。都会にもたくさん空家があって、夕方ふと割れたガラスの向こうから野良猫がこちらを見ていたりする。ぞくりとする、あの感覚と、奇妙にやさしいイラストのアンバランスさに居心地悪さを感じる不思議な絵本でした。2019/04/24
ヒラP@ehon.gohon
17
森の奥にある一軒の家。 誰も住んでいない廃屋の探検で、少年たちは色々に住人を想像します。 想像力と絵で楽しむ絵本です。 しかしやっぱり人気があって暖かい自分の家が良いですね。 レイン・スミスの絵がイマジネーションを膨らませてくれました。2018/08/21
maple
12
レイン・スミスの絵に惹かれて。家って生きているな、呼吸しているな、と感じることがある。きっと記憶もあるんだろうな。育った家を思い出して、ちょっと悲しくなった。2019/07/11
-
- 電子書籍
- 笑わんかい! ステージ2~なにわ漫才ラ…