内容説明
大きな公園のベンチに、ぽつんと置き去りにされたひつじのぬいぐるみ。それは小さな『わすれもの』でした。ひつじは、カラスにつつかれたり、ベンチから転げ落ちたりしながらも、迎えが来てくれると信じています。けれどあたりが暗くなり、夜になると雨も降ってきて…。―昔、どこかに忘れてきた大事なものに、もう一度出会える絵本です。
著者等紹介
豊福まきこ[トヨフクマキコ]
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業。広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、フリーランスのイラストレーターに転向。新聞・雑誌・バレエ専門誌・児童書籍の挿絵など幅広く手がける。『わすれもの』(BL出版)で絵本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
167
大きな公園の片隅、ベンチの上にぽつんと置き去りにされたぬいぐるみ。隣にはユキヤナギが咲き誇っている、ようやく冬が終わりを告げようとしている華やぎの頃、空から落ちてくる滴は冷たかっただろう。可愛いひつじを通りすがる人が心配してくれるけれど、哀しくても待つしかないから。忘れられたのか、捨てられたのか、離ればなれになるってこんなに辛いとは思わなかったけれど。きっと探している人がいる。豊福まきこさんの描く物語は期待のままに心地よく進んでいき、心に明かりを灯してくれるよう。ネコの親子の行動も優しさに満ち足りている。2026/03/23
ぶち
94
ベンチにぽつんと座っている羊のぬいぐるみ。寂しそうに見えるけれど、ギュッとかたく結ばれた口元に、持ち主が迎えに来てくれると信じている意思の強さが感じられます。「捨てられたら迎えはこないけど、わすれものは迎えがくるんだ」。でも、自分が幼かった頃に迷子になったときの気持ちを思い出してみると、羊の心細さがなんだか想像できてしまって、胸がしめつけられます。雨の中、傘をさしてお迎えに来た女の子を見てほっとしました。きれいに体を洗ってもらって、吊るされて干されている絵に、気持ちもカラッと晴れました。裏表紙にも注目!2024/08/30
紫綺
80
わすれられると悲しい。でも思い出されるとうれしい♪ベンチにすわるちんまりとした羊のぬいぐるみが、かわいい絵本。2019/12/07
momogaga
62
【大人こそ絵本を】信じて待つことの大切さを教えてくれる本。信じ続けることが大切だな。2018/12/08
はる
59
絵が可愛い!思わず手に取ってしまいました。水彩タッチの優しい雰囲気。羊のぬいぐるみの、よく見ると微妙に変わる表情が何とも言えません。2017/04/28




