内容説明
工芸品「月桜文」、絵画「月光」、そしてダイヤモンドの首飾り「月の雫」。月を題材とした美術品が、つぎつぎと盗まれた。背後には怪盗ジェントの影がひそむ。小学生探偵月原美音が、事件に挑む。
著者等紹介
横山佳[ヨコヤマケイ]
宮崎県生まれ。文献翻訳研究に携わったのち、児童文学の創作を始める。2009年、第十一回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞
スカイエマ[スカイエマ]
東京都に生まれる。児童書・一般書の装画や挿絵、新聞、雑誌の挿絵など手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヨシ
10
失踪した父親を探すために、名探偵七海に弟子入りした小6の美音。ダイヤモンド月の雫、絵画月光、工芸品月桜文…次々に盗まれる美術品。その影にいるのは怪盗ジェント!暗号を解き、推理を駆使して、犯人に近づくけど、なんかモヤモヤ。子どもだましのストーリー。よく考えたら児童書だから、子どもを騙してオッケーでした。読みやすいけど、今の小学生にはちょっと物足りないかな。2023/08/17
さくらもち
3
☆‥‥2015/06/18
kyonkyon
1
大好きなスカイエマさんの表紙に惹かれ、ジャケ買いです。怪盗ジェントは、月光仮面をイメージしたものらしいけれど、月光仮面をよく知らない私としては、ルパンを思い出していました。小学生があまりにも簡単に暗号を解いてしまうあたり、やはり児童書ですね。2017/09/02
suiu
1
内容薄っ! 設定が素敵なだけにいっそう残念。 しかもあとがきに時代設定は1990年代はじめという蛇足。 スカイエマさんのイラストだけは素敵だけど、なんとも。2015/08/26
ビシャカナ
1
ボーイッシュな女の子が主人公、そしてその子が助手をしているのがスマートな女性探偵、そして同じく助手にフリフリの可愛い服が似合う女の子、という設定だけでもおいしい。そしてシュッとした挿絵の絵柄がよい。ただミステリーものとしては、子供だましの域を出なかったのが残念だった。2015/06/09