ちくまプリマー新書<br> ダイエット幻想―やせること、愛されること

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ちくまプリマー新書
ダイエット幻想―やせること、愛されること

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480683618
  • NDC分類 498.58
  • Cコード C0277

出版社内容情報

モテたい、選ばれたい、認められたい……。ダイエットの動機は様々だけど、その強い思いで生きづらくなっていませんか? 食べると生きるをいま見つめなおそう!

内容説明

「やせたい」、そう願う人はたくさんいる。でも、どうしてやせたいんだろう?健康のため?「かわいい」あるいは「かっこいい」と思われたい?おしゃれがしたい?理由はいろいろあるけれど、それに人生、振り回されていませんか?食べること、他者と生きることをあらためて見つめなおす一冊。

目次

第1章 やせたいのか、やせたいと思わされているのか?
第2章 人に認めてもらいたい
第3章 かわいいの落とし穴―「女の子」はいつまで続く?
第4章 シンデレラ体重
第5章 愛されること、競うこと
第6章 数字の魔力で世界が消える
第7章 糖質はダメなのか?―「正しい知識」のトラップ
第8章 ふつうに食べるをバカにしない
終章 世界を抜けてラインを描け!

著者等紹介

磯野真穂[イソノマホ]
1999年、早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒。オレゴン州立大学応用人類学修士課程修了後、早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、国際医療福祉大学大学院准教授。専門は文化人類学、医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

75
モヤモヤしている女の子のための読書案内に紹介 。 やせたいと思う心理の裏には「愛されたい」「承認されたい」と思う(特に女性に顕著な)エゴがあるのですね。作者が言うように自分の意思で愛し、なおかつ見た目だけで判断する(理性的というより機械的な)男性は除外すればいいのに…。 そしてここでもピダハンがでてくるとは…。数字と概念に支配され、おいしさや物語性を失った愚かな近代人。ピダハンにはどう映るのだろうか?2023/02/11

ネギっ子gen

67
【「あなたらしさ」には罠があり、それは「あなたらしさ」を謳歌するためには、その「あなたらしさ」を他者に承認してもらわねばならないという陥穽です】文化人類学者が、「あなたのここを変えましょう」や「あなたにはこんな知識が足りません」ではなく、痩せたいという気持ちの輪郭と中身を、“承認欲求との関係”“ジェンダーとの絡み”“世界のさまざまな理想体型”や、“理想体型の歴史的変遷”から明らかにし、食べることや他者と生きることを見つめ直し、痩せたい気持ちを否定するのではなく、痩せたい気持ちとうまく付き合う方法を提言。⇒2023/02/20

神太郎

51
ダイエットについての否定的な話ではなく、意識と目線を変えてダイエットをするのはどうしてか?やりたいのか、実はやらされているのか意識を変える話である。シンデレラ体重に対するものや「かわいい」の定義など勿論そういうの待ってましたというダイエットの話もありながら、「他者」という存在との向き合い方等人間関係や自分との向き合い方や生き方についても述べられており、その部分の方が心に残る。点と点の関係のタグ付けされた関係ではないそういう付き合いの方が確かに長続きするよなぁ。2020/01/13

くまさん

40
 ダイエット(食事/療法)そのものが幻想なのではない。痩せていること、細くあることを唯一至上の価値として定立する価値基準が、現実の私たちの日々の食事を数値化し、私たちの身体を他者のまなざしで満たし、もともとの欲求をわからなくさせてしまうということ、このことこそが観念による支配なのではないか。食べたいものを食べるという素朴さ、「ふつうに食べられる力の回復は、世界と具体的にかかわり合って生きているという感覚の回復」(182頁)であるという洞察も深い。ひとは食べたものと他者のまなざしで創られていると実感した。2020/05/05

shikashika555

39
認めてもらいたい。愛されたい。 自分自身は点のように動かず決して他人へ働きかけることはない。 あくまで他人の価値観で他人に選んで貰えるように他人の評価基準を自分の身のうちに満たす。 自然な食への欲求もカロリーや体重などの数値に置き換えて決して味わうことはない。 「自己とは他者から呼びかけられることで始まり 呼びかけられ続けることで維持される」 しかし下手をすれば「他者の声に漂流し溺れてしまう」 そうならないためには自分から世界に、他者との関係に乗り込み 自分と世界の間に生じるものを感じていくことである。2020/05/06

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