ナショナルジオグラフィック考古学の探検 古代マヤ―密林に開花した神秘の文明の軌跡をたどる

ハリス，ナサニエル【著】/グレアム，エリザベス【監修】/赤尾 秀子【訳】

ＢＬ出版（2014/03発売）

• サイズ B5判／ページ数 63p／高さ 26cm
• 商品コード 9784776405603
• NDC分類 K256
• Cコード C8320

目次

過去をよみがえらせる
はるかなる文明の起源
深き緑の木々に囲まれた大都市〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みかん🍊]

子供向け、マヤ文明の歴史を考古学的にやさしく書かれている、これだけの文明が紀元前1000年もの古代に作られていたとは、やはりロマンを感じられます、考古学者達が100年以上かけて発掘し続けてもまだまだ、分からない事の方が多い、神秘的なマヤ文明である。

2014/06/17

[あきあかね]

　先日、東京国立博物館の古代メキシコ展に行って、馴染みのあるアジアやヨーロッパとは異なる独自の世界観に惹きつけられた。　古代メキシコのうち、古代マヤ文明に焦点を当てた本書も、石造りのピラミッドや生贄の儀式など独特な文化に満ちている。特に、トウモロコシを擬人化した神の像は興味深かった。マヤの主食であるトウモロコシが凶作になると、村全体が餓死する危険があったという。こうした食べ物の確保が難しく、人びとの生死を左右する古代の世界では、主食はまさに神聖な存在だったのだろう。それは、熊や鮭を神としたアイヌなど⇒

2023/08/22

[花林糖]

（図書館本）児童書にしてはなかなか本格的だと思ったら分類がYAになっていた。マヤ文明の入門書的な感じで写真も大きくわかり易く、子供が手に取るには良い感じかな。

2016/08/06

[いくら丼]

久々にしっかり歴史知識系に取り組めた気がする。実に濃密だった。手を出さねばと思い続けて数ヶ月くらい（多分）、漸くマヤの本に触れて……流石に初心者の一気読みはきつく、2日に分けて。『世界遺産大事典』も持ち出せば、知識を補完しあってとても良かった。ベリーズは珊瑚礁の印象が強く、マヤ文化にも生態系が影響していたっぽいのに納得。一方で、ダイビングツアーが遺物破壊にも繋がっているらしい。観光と破壊は切り離せるものではなかろうが……偏見も強いアメリカの文明、せっかく年号も細かく残っているし、研究が進めば良いなと思う。

2022/11/23

[ビシャカナ]

マヤについてほっとんど無知の自分には驚くことばかり、マヤと言っても年代によって社会も異なり、遺跡の上に遺跡を重ねる独自の建築もあり、まだまだ解明されてないことばかりの一方で次々と新しい発見もある。そしてスペインによる征服と数百年の隔たりを経てもなお自分が思っていた以上に今もマヤの文化は残っているようだ。

2017/12/10