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内容説明
「マドレーヌ」シリーズの作者として知られる、ルドウィッヒ・ベーメルマンス。「芸術」を愛し、「生きること」を愛したその波乱万丈な生涯を、写真や絵、エッセイなどをふんだんに掲載しながら紹介する。「マドレーヌ」誕生秘話も収録。
目次
1 1898‐1939(幼少期;ラウスブープ ほか)
2 1940‐1950(最初の小説;ハリウッドでの戦時中の仕事 ほか)
3 1950‐1960(『マドレーヌといぬ』の誕生;受賞にあたって ほか)
4 マドレーヌの本の制作(アイディア、登場人物、舞台;あらすじ、最初の下書き ほか)
著者等紹介
マルシアーノ,ジョン・ベーメルマンス[マルシアーノ,ジョンベーメルマンス][Marciano,John Bemelmans]
1970年ニュージャージー州生まれ。ルドウィッヒ・ベーメルマンスの孫。コロンビア大学卒業後、田舎町で記者やコンピューターのプログラマーなど、いくつかの仕事についたあと、作家を志す。ニューヨーク在住
福本友美子[フクモトユミコ]
慶應義塾大学卒業。公立図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、評論、翻訳などの分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
24
「マドレーヌ」シリーズの作者、ルドウィッヒ・ベーメルマンス。どんな人だったのかな?他にどんな絵を描いてたのかな?って興味を持っていた。これは、彼の孫ジョン・ベーメルマンスが、祖父の生涯と作品を紹介した1冊。孤独感を持ち、劣等生だったルドウィッヒが、本当に自分のやりたいことを見つけるまでの長い長い道のり。「面白い」をはるかに越えるエピソードも用意されています。たくさんの絵にも出会えます。特別な人ではなく、ただ懸命に「自分」を生きた人だったんだなってわかります。大好きな人になりました。2014/04/10
アイアイ
6
孫ジョンが祖父ルドウィッヒの生涯を代理で語る。 6歳で身重の母を捨て、家庭教師を孕ませ自殺においやり他の女のもとへ行った父。出来の悪さはひけを取らない劣等生、小さく一番問題を起こす生徒だったが、それが後に彼の分身ともいえるマドレーヌを誕生させた。 絵で表現したい祖父の意思を継いで、文字を凌ぐ多くの絵が掲載されている。 ホテルで働き通した10代、2度目の結婚、弟の事故死、やっと絵が軌道に乗り生涯を通して創作し、自分を捨てた父と長年接触を続け援助した。ジョンが選ぶ母バーバラと祖父の写真のチョイスが面白い。2015/05/04
Norikko
3
初めてマドレーヌの絵本を手に取った時、色調が暗く重めなのに、描かれている人やモノたちの表情がとて明るく楽しいところが不思議で魅力的だった。この作者紹介の本は、画も写真も内容もとても興味深いんだけど、文章のレイアウトが(私には)読みにくかったのが残念。2020/06/16