朝日選書<br> 死生観を問う―万葉集から金子みすゞへ

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朝日選書
死生観を問う―万葉集から金子みすゞへ

  • 島薗 進【著】
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  • 朝日新聞出版(2023/10発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022631282
  • NDC分類 114.2
  • Cコード C0395

出版社内容情報

〇「あなた自身の死生観」のために最適の書。「魂のふるさと」「無常」「孤独」「悲嘆」「慰霊・追悼・鎮魂」「桜」「うき世」を鍵言葉として大伴旅人、山上憶良、菅原道真、紀貫之、西行、芭蕉、一茶、折口信夫、金子みすゞ、漱石、金子兜太……の作品を読みこむ。〇宗教学、死生学の第一人者で、グリーフケア研究を担ってきた著者にとっても、加齢とともに死、喪失、別れは、切実さがます。本書は宗教の教える死生観、詩歌や物語を手がかりに、現代から古代へ、古代から現代へと往還しながら、今を生きる私たちが自分なりに腑に落ちる死生観を問い直すための見取り図だ。歌人にして宗教民俗学者の折口信夫は「魂のふるさと」に注目して、古代人の死生観をさぐり小説『死者の書』へ、同時期に詩人の金子みすゞは喪失と祈り、死の彼方を童謡歌詞でうたった。「無常」を知る系譜は、子どもの死に親の哀切な心のあふれる一茶の『おらが春』、桜を通してはかない命を歌った西行、死の瀬戸際を経験して安らぎを見いだした漱石の漢詩へとたどる。「あなた自身の死生観」の手助けになる最良の一作。〇目次から序章  自分自身の死生観を探る――東日本大震災後に目立つ死生観探究第1章 魂のふるさとと原初の孤独  死者が近くにいるという感覚/折口信夫のマレビト/魂のふるさとへの憧憬第2章 無常を嘆き、受け入れる   無常――野口雨情の童謡と一茶の「おらが春」/無常を描き出す宗教文書と文芸/無常観――芭蕉と李白第3章 悲嘆の文学の系譜  王朝文芸の「はかなし」と死生観/母の悲嘆と作者の憤り、そして笑い第4章 無常から浮き世へ  桜に託された孤独、苦悩と信仰の間/現代人のうき世観と魂のふるさと終章 夏目漱石、死生観を問う――死生観が問われる時代  ……「目次」から

内容説明

死を前にして心は乱れてしまうだろうか。宗教学、死生学の第一人者で、グリーフケア研究を担ってきた著者にとっても、加齢とともに死、喪失、別れは、切実さがます。本書は宗教の教える死生観、詩歌や物語を手がかりに、現代から古代へ、古代から現代へと往還しながら、今を生きる私たちが自分なりに腑に落ちる死生観を問い直すための見取り図だ。歌人にして宗教民俗学者の折口信夫は「魂のふるさと」に注目して、古代人の死生観をさぐり小説『死者の書』へ、同時期に詩人の金子みすゞは喪失と祈り、死の彼方を童謡歌詞でうたった。「無常」を知る系譜は、子どもの死に親の哀切な心があふれる一茶の『おらが春』、桜を通してはかない命をいとおしむ西行、死の瀬戸際を経験して安らぎを見いだした漱石の漢詩へとたどる。「あなた自身の死生観」の手助けになる最良の一作。

目次

序章
第1章 魂のふるさとと原初の孤独(死者が近くにいるという感覚;先史時代に遡る「魂のふるさと」 ほか)
第2章 無常を嘆き、受け入れる(弱さを嘆き、いのちのはかなさを知る;無常―野口雨情の童謡と一茶の『おらが春』 ほか)
第3章 悲嘆の文学の系譜(永遠のいのちの約束とそれ以前・以後;王朝文芸の「はかなし」と死生観 ほか)
第4章 無常から浮き世へ(散る桜が表す無常感の形成期;散る桜の歴史、神話から無常へ ほか)
終章

著者等紹介

島薗進[シマゾノススム]
1948年、東京都生まれ。宗教学者。東京大学名誉教授、上智大学グリーフケア研究所前所長。NPO東京自由大学学長。主な研究領域は、近代日本宗教史、宗教理論、死生学。2012年に『日本人の死生観を読む―明治武士道から「おくりびと」へ』(朝日選書)で第6回湯浅泰雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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tamami

48
著者は、「あなた自身の死生観」を省み、育てていくために、「魂のふるさと」「無常」「桜」「うき世」等の言葉をキーワードに、万葉集から現代に至る文芸作品、また生活文化の中から現代人の心に響くもの、自身の死生観を育てていく材料になるものを拾い上げていきたいと記す。…少しへそ曲がりな感想。本書は知識としての「死生観」の勉強にはなるかも知れないが、今を生きている我々には必ずしも繋がらないような気がするのだ。そういう点からは、近代以前にあって自分の弱さを自覚し、俳句という形でさらけ出した小林一茶に大いに共感を覚える。2023/11/27

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