内容説明
そのむかし、アメリカやヨーロッパ各地で行われていたきつね狩りは、当時の人々の楽しみのひとつでした。朝、ラッパの音と共に、犬を連れ馬に乗った大勢の人が集まり、匂いを頼りにきつねを追って、夕暮れまで野山を駆け回るのです。でも、ここに出てくるきつねは、ただ、追いかけられていたわけではありませんでした…。ベーメルマンスは、人間ときつねの両方の立場から、温かなユーモアをこめて描いています。約50年前にアメリカで出版された絵本。はじめての日本語版。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
1898年オーストリア生まれ。16歳でアメリカに渡り、ホテルで働きながら絵を学ぶ。1939年に『げんきなマドレーヌ』(福音館書店)を出版したのをはじめ、次々とマドレーヌシリーズを発表し、子どもから大人にまで親しまれる。『マドレーヌといぬ』(福音館書店)では、コールデコット賞を受賞。1962年没
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。『こうばしい日々』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、『ぼくの小鳥ちゃん』(あかね書房)で路傍の石文学賞、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など、受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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