内容説明
ふるい映写機とフィルムを見つけたカロリーヌたち。さっそく映画をとろうと、衣装をつくったり、舞台をくみたてたり。さあ、どんな映画ができるでしょうか。世界中の子どもたちに愛されたプロブスト氏の遺作。
著者等紹介
プロブスト,ピエール[プロブスト,ピエール][Probst,Pierre]
1913年、フランスのミュルーズに生まれる。地元の美術学校で絵画を学んだあと、絹織物に下絵を描く仕事を始め、30年代には、リヨンで出版・広告業に携わる。第二次世界大戦中に捕虜となるが、脱走し、再びリヨンで本の仕事を始めた。その後、パリに落ち着いた彼は1953年に「カロリーヌの物語」シリーズ(Hachette社)を発表し、絶大な人気を得る。2007年永眠
やましたはるお[ヤマシタハルオ]
1937年東京に生まれる。広島県能美島で少年時代を過ごす。京都大学文学部仏文科卒業。すぐれた児童文学を多数発表し、『海のしろうま』(理論社)で野間児童文芸推奨作品賞、『はんぶんちょうだい』(小学館)で小学館文学賞、『まつげの海のひこうせん』(偕成社)で絵本にっぽん賞、『海のコウモリ』(理論社)で赤い鳥文学賞、『カモメの家』(理論社)で路傍の石文学賞を受賞。翻訳の分野でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
19
大好きなカロリーヌ、再読です。映画の撮影にフィルムが必要、という感覚を理解させるのが大変だった…嗚呼、デジタル世代。2019/02/22
たまきら
12
すっかりはまったカロリーヌシリーズを借りてきました。「えいが」がわからず、説明するには遅すぎ、あんまり盛り上がらなかったので、あとでゆっくりお話しよもうっと。2015/10/31
absinthe@読み聞かせメーター
4
5歳の娘に読み聞かせ。カロリーヌと愉快な8匹が映画撮影に挑戦!みんなで大道具小道具、舞台を準備して台本に監督。頑張って撮影するけれど、肝心の主人公が待てど暮らせどお城に到着しない。どうしちゃったんだろ、と思っていると… 理屈抜きに何が起こったか楽しむ本。それから、映画というのも舞台裏があって、それもまた楽しいんだよねと子供と知識を共有するきっかけにもなる。映画というのは観るだけが楽しみではないんだよ。