著者等紹介
ホフマン,E.T.A.[ホフマン,E.T.A.][Hoffmann,E.T.A.]
1776‐1882。ドイツロマン派の代表的作家であり、音楽家、画家としても活躍した。童話を多く発表、幻想的な作品スタイルは、現代の児童文学に大きな影響を与えている
コッペ,ズザンネ[コッペ,ズザンネ][Koppe,Susanne]
ドイツ、ミュンヘン生まれ。ミュンヘンとアメリカのボストンで、独文学および児童文学を学び修士の学位を得る。卒業後はジャーナリスト、翻訳家として活動
ツヴェルガー,リスベート[ツヴェルガー,リスベート][Zwerger,Lisbeth]
1954年、版画家の娘としてオーストリア、ウィーンに生まれる。美術学校を卒業後、E.T.A.ホフマンの『ふしぎな子』(冨山房)のイラストでデビュー。グリム、アンデルセン、ディケンズなどの世界の名作に、繊細で独特の画風で新たな息吹を吹きこみ、国際的に高い評価を得ている。BIB世界絵本原画展金牌賞、国際アンデルセン賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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吉田あや
75
ホフマンの原作を土台に、ズザンネ・コッペさんが新しく編み直し、リスベート・ツヴェルガーさんが静謐で美しい挿絵を添えた素敵な絵本。チャイコフスキーの音楽と共に朝岡聡さんの朗読が聞けるCD付きで、朗読に合わせて読むのも新鮮で愉しい。1ページごとに舞台のセットチェンジをするように音楽が挿まれるので、バレエの舞台を見ているような立体感を感じる。「おさなごキリストがプレゼントをもって飛んできたのです。」「氷の花がはりついた窓ガラスごしに__」など、表現の違いも面白かった。2018/12/27
いろ
21
4歳の時からXmas時期に必ず読む「クルミ割り人形」絵本。今年はリスベート・ツヴェルガー絵が可愛らしく魅力的なBL出版のこの絵本と評論社,合わせて2冊を。こちらは朗読CD付。音楽も含め約1時間。12場面の絵が右に,左に小さめルビ少しの長い文章。1回だけ家族でソファーに座ってCDを聴きながら絵本をめくって時を過ごした。7歳男児はまだ少し再読したくもある様子を見せる事もあったが,結局なかなか時間が取れず「長いから,もういい。」絵本とCDを別々に楽しんだ方が繰返し楽しめそう。大好きなお菓子の場面が少なかったね。2015/12/25
ヒラP@ehon.gohon
17
ツヴィルガーの独特な世界は、音楽的に感じます。付録のCD とセットで楽しみました。2018/10/08
たまきら
17
CDつきのオリジナルバージョン。バレエバージョンを愛する、バレエダンサーの娘さんにはイマイチ受けませんでしたが、オカンはけっこう楽しかったな。2017/11/29
ゆーかり
16
絵リスベート・ツヴィルガー。素敵なお話とかわいらしい絵でした。CDが付属されていて、朗読は朝岡聡さん(アナウンサーさんです)、チャイコフスキーの曲はオーボエとハープでの演奏、音楽はBGMではなく朗読と交互になっています。個人的には大好きな花のワルツが分割され間に朗読が入ってしまったのが少し残念。CDはトータル約1時間、音楽も効果音やBGMではないのでお話と音楽とじっくり聴くことになりそう。2017/09/01
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