内容説明
第21回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。
著者等紹介
山下奈美[ヤマシタナミ]
1972年、静岡県に生まれる。津田塾大学英文学科卒業後、公立高校の英語科教諭として二年間勤務した。結婚を機に退職し、児童文学を含む文芸創作を始める。第21回ニッサン童話と絵本のグランプリで童話大賞受賞
ひろいのりこ[ヒロイノリコ]
1972年、埼玉県に生まれる。『ミミヨッポ』にて第18回ニッサン童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞。現在、さし絵や絵本の創作活動をしている。埼玉県鴻巣市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
4
ぼくがだいじにしているスケッチブックに起きた奇跡。絵に描いたワニが生き始める。ガブリと名付けて、世話をする。ぼくとガブリの楽しい日々も、ガブリの成長とともにお別れのときが来る。頭を悩ませ、ガブリの幸せを祈りながら、その時を迎えるぼく。ぼくの心の成長が、いじらしいばかり。スケッチブックのなかの秘密が、とても楽しいお話。2014/08/13
kenbo
3
ぼくがもしそのワニをスケッチブックにかいていてテレビに出て来たら本当にさけんでいたと思う。2010/04/02
とりじまカラス
2
ある日、スケッチブックに描いたワニのガブリが動き出した! ガブリは絵に描かれた食べ物を次々食べて行きますが……。 個人的に好きなのは胃薬を飲ませるシーン。 胃薬も絵じゃなくちゃいけないのかと、作者のユーモアに笑いました。 最後の別れから、オチまでの流れも気持ちいいです。 童話だからこその空想心をくすぐられる作品でした。2020/10/21
憩子
2
子どもの空想がうまく描かれたお話しです。途中からちょっと涙が出そうになりました。2014/12/21
こどもふみちゃん
2
スケッチブックに書いたワニの絵が、他のページに書いたものを食べちゃった(゜o゜) 『でんでらりゅうがでてきたよ』みたいな内容。でも5分で読める。 4・5・6・7・8歳向け2011/01/18