内容説明
かっちゃんはその日、はじめて文字を習いました。いろはにほへとの七つです。かっちゃんはうれしくていろはにほへとをくりかえしながら道を歩いていると…。
著者等紹介
今江祥智[イマエヨシトモ]
1932年、大阪市に生まれる。絵本、童話、小説、エッセイ、翻訳など幅広いジャンルで活躍。『ぼんぼん』(理論社)で日本児童文学者協会賞、『兄貴』(理論社)で野間児童文芸賞、『でんでんだいこいのち』(童心社)で小学館児童出版文化賞を受賞
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年、大阪府藤井寺市に生まれる。1985年ギャラリーピクチャーにて初めての個展、以後、1989年扇町ミュージアムスクエア、1990年乱場(ナンジャン)、1992年HBギャラリー、ギャラリーパライソ、1998、2000年セルフ・ソウ・アートギャラリーにて個展。1990年JACA日本イラストレーション展入選。TIS会員。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
100
いろはにほへと・・・が気になる気になる。丁稚が習ったいろはにほへと、伝わって行くうちに大きな良いことが・・・。びっくりにっこりしてしまう癒し系絵本。2014/12/27
つくよみ
55
図書館本:昔々、初めて読み書きで「いろはにほへと」を習った丁稚が、忘れないように繰り返し繰り返しながら道を歩いている内に、お侍にぶつかって・・・というお話。ぶつかる、訳を話す、いろはにほへとについて考え込む、また誰かにぶつかる・・・の繰り返し。そうしているうちに、話はだんだん大きくなって・・・「いろはにほへと」がもたらした、意外な笑いの連鎖のおかげで、穏やかな日常が守られたと言う、読んでいて心が暖かくなる作品。笑いは、平和の「いろは」なのかも知れない。2013/09/19
どあら
27
図書館で借りて読了。いろはにほへとの笑いで、戦が回避出来て良かったねー(^○^)2016/10/11
パフちゃん@かのん変更
26
絵も文もとてもいい。「いろはにほへと」のせいで、誰かや何かにぶつかるが、なぜか笑顔になる話。隣の国との争いも免れハッピーエンド。いろはにほへと、恐るべし。2013/03/22
gtn
23
「いろはにほへと」は、かつてみんな習ったはず。その原点に立ち返れば、世の中が丸く収まるのに。2020/10/03
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