人は、なぜ他人を許せないのか? (新版)

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人は、なぜ他人を許せないのか? (新版)

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  • サイズ A6判/ページ数 260p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784776213543
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0030

出版社内容情報

◎ベストセラー、待望の文庫化!
◎この本から「正義中毒」への問題提起が広まりました
◎「怒りに振り回されることが減った」「脳の仕組みから克服のヒントまでわかりやすい」「気持ちが楽になった」など、大反響!

誹謗中傷、炎上、不倫叩き、不謹慎狩り、ハラスメント…
「間違っている人を徹底的に罰しなければならない」
「自分と異なる意見は悪である」
世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、
脳の構造が引き起こしていた!

人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、
わかりやすい攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えるようにできています。

この快楽にはまってしまうと簡単には抜け出せなくなり、
罰する対象を常に探し求め、
決して人を許せないようになってしまいます。

著者は、この状態を正義に溺れてしまった中毒状態、
「正義中毒」と呼んでいます。
これは、脳に備わっている仕組みであるため、
誰しもが陥ってしまう可能性があるのです。

他人の過ちを糾弾し、
ひとときの快楽を得られたとしても、
日々誰かの言動にイライラし、
必要以上の怒りや憎しみを感じながら生きるのは、
苦しいことです。

また、軽い気持ちで発信したことが
誰かの心を深く傷つけ、
取り返しのつかない結果を
招いてしまうという悲しい事象は、
数えきれないほど起きています。

本書では、「人を許せない」という感情が
どのように生まれるのか、
その発露の仕組みを
脳科学の観点から紐解いていきます。

「なぜ私は、私の脳は、許せないと思ってしまうのか」を
知ることにより、自分や自分と異なる他者を理解し、
心穏やかに生きるヒントを探っていきます。

※本書は2020 年1 月に弊社より刊行された『人は、なぜ他人を許せないのか?』を改題し、加筆修正したものです。

内容説明

他人への不満、憎しみ、怒りを手放すには―最新科学が教えてくれる感情に振り回されないためのヒント。ベストセラー待望の文庫化!

目次

第1章 ネット時代の「正義」―他人をつるし上げる悦び(SNSが隠れていた争いを「見える化」した;著名人にとってSNSは諸刃の剣 ほか)
第2章 日本社会の特殊性と「正義」の関係(愚かさの基準は国によって異なる;日本は「優秀な愚か者」の国 ほか)
第3章 なぜ、人は人を許せなくなってしまうのか(人間の脳は、対立するようにできている;人は、なぜいとも簡単に他人を憎むのか ほか)
第4章 「正義中毒」から自分を解放する(「許せない」をコントロールし、穏やかに生きるには;「なぜ、許せないのか?」を客観的に考える ほか)

著者等紹介

中野信子[ナカノノブコ]
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所に博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。現在、東日本国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッポニア

43
脳に備わっている仕組み、正義中毒に陥るな。以下メモ。人の脳は裏切りや社会のルールから外れた人などわかりやすい攻撃対象を見つけ、罰する、自分の主張こそ正義なのだと考えるように仕向けられてしまう。炎上ビジネスに踊らされる正義中毒者たち。学校では破壊的な天才児だった。人間は集団で生きることに非常に長けた生物。ネット社会は確証バイアスを増やす。昔は良かった、は脳の衰えのサイン。脳のピークを迎える30歳から、この厚さをどうキープするか、脳は経験で進化できる。絶対に読まない本、関心のない本を手に取る。2025/05/24

タルシル📖ヨムノスキー

28
コロナ禍の自粛警察、有名人への誹謗中傷、etc。なんでこんなギスギスした世の中になったんだろう。それもこれもSNSのせい。なんて乱暴な結論は誰でも思いつくけれど、敵を見つけて攻撃し、自分と、自分が属するコミュニティを守るという意識は人間の本能みたいなもの。そもそも人の脳はわかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできているとか。著者はこれを「正義中毒」と称しています。この正義中毒に陥らないために我々ができることとは?対処法はありきたりといえばありきたりですが、だからこそ実践は難しい。2025/04/22

ムカルナス

11
脳科学者による考察。メインはSNS上の誹謗中傷で炎上させる人々の思考回路の話だが普通の人々でも腹が立つ、気に食わないことは多々ある。それは前頭前野で客観的に見るというメタ認知が出来ないことによるもので そうならないための処方箋も提示しており参考になる話が多かった。また、リベラルの人々が前頭前野で世の中を変えていきたいと考えるのに対して 保守の人々は経験からくる本能、感情に従う傾向があり、必ずしもリベラルが正しいとは限らず、最終的には本能が優先するので、政治的には結局保守が勝つという話も興味深かった。2025/01/16

OHNO Hiroshi

7
メタ認知。自分がこういう気持ちでいることを自覚している。予定いっぱいより、自分を振り返る余裕の方が前頭前野を鍛える。新しい体験。違う道順。手に取らない本を手に取る。あえて関心のないキーワードで検索。いつものメニュー、店を変える。不安定過激な環境に身を置く。安易なカテゴライズ、レッテル貼りに逃げない。余裕を大切にする。通勤時間を短くする対立ではなく、並列で考える。2024/06/06

ミルティーユ

5
身近に正義中毒の人がいて、何とかならないかと手に取りました。ですがこの思考こそ、正義中毒なのかも知れませんね。本書では明確な方法は書かれていませんが、心がける事として私が読み取ったのは 白か黒ではなく、グレーも受け入れ、曖昧さを許容し『どうでもいい』事に心を消費しない。常に自分を客観視し、意見の対立や押し問答することが人間の楽しさとして生きる。どうせ100年後には自分も、今すれ違ったあの人も、もう此処には皆、いないのだから。そう思えば尊いすれ違いを楽しみたい。そう思いました。2025/05/12

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