出版社内容情報
「がんになってからも、人生は続いていきます。がんになってからの人生をより良く生きることが、とても重要だと思います」
著者で医師の坂下千瑞子氏は、39歳のときに骨軟部腫瘍を発症。その後、再発、再々発と3度のがんを経験しながらも闘病を乗り越え、現在では血液内科医として勤務しながら、がん患者支援のための活動にも力を入れている、「がんサバイバー」の1人です。
「2人に1人ががんになる」と言われるように、がんはもはや特別な病気ではありません。一方で医療の進歩により、がんはコントロールできる時代になりつつあり、がんと共にどう生きていくかが重要になっています。
本書は、3度のがんを乗り越えた著者と5人のがん患者たちが、闘病を経て新しい生き方を見つけるまでの6つの物語を漫画化した、ドキュメンタリーコミックです。登場する面々は、それぞれが大変ながんとの闘いを乗り越え、現在では充実した人生を送られています。
「本書が、孤独な思いをしている患者さん、またはそのご家族やご友人、そして医療に携わる人たちや、すべての人にとって、がんと向き合うための手助けの一つになれば、こんなにうれしいことはありません」(本書「はじめに」より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
母のがんの戦いを幼い頃から見つめてきた自分ですが、母にしかわからない苦しみがあり、幼い子供だった私にしかわからない苦しみがありました。…家族でもわかりあえないものを、共有できる仲間がいるのは幸せです。母も(違う団体ですが)所属していました。そして、70過ぎても気ままに生きています。2022/09/13
おはなさん
3
病気はやっぱり超個人的なものなので、痛みもしんどさも病中病後の生活も、私のことは私だけのもの。わかっているのに時々頼りたくなって何度もこういう本を手に取っては、あー、やっぱり違うなぁと、がっかりする。2021/10/10
Go Extreme
1
生きるときめました 社会を動かす患者の力 がんサロンは癒しの空間 希少だからこそ仲間とつながる 生きることを思いきり楽しむ 未来ある子どもたちのために 2021/03/18