２時間でいまがわかる！ 日本経済こうすれば復興する！―２時間でいまがわかる！

竹中 平蔵【著】

アスコム（2011/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 221p／高さ 18cm
• 商品コード 9784776206644
• NDC分類 332.107
• Cコード C0033

内容説明

グローバル化はアメリカ主導だった、小泉改革は歳出カットで地方を切り捨てた、構造改革で格差は拡大した…複合連鎖危機の本質を見抜け！日本復活を妨害する３０のウソを排除せよ！

目次

序章　「複合連鎖危機」時代に突入した
第１章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（１）メディアの常套句のウソ
第２章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（２）既得権益者キャンペーンのウソ
第３章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（３）政治のウソ（その１）政治家の無知・無理解篇
第４章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（４）政治のウソ（その２）政治的ポジショントーク篇
第５章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（５）不都合を隠すウソ
第６章　復興のための経済リテラシーをつけるレッスン（６）こうすれば日本経済は復興する！

著者等紹介

竹中平蔵［タケナカヘイゾウ］
慶應義塾大学教授、グローバルセキュリティ研究所所長。１９５１年、和歌山県生まれ。７３年一橋大学経済学部卒業後、大阪大学助教授、ハーバード大学客員准教授などを経て、２００１年に経済財政政策担当大臣に就任。その後、金融担当大臣、経済財政政策・郵政民営化担当大臣、総務大臣などを務め、小泉純一郎内閣の「構造改革」を主導した。０６年より現職。株式会社パソナ取締役会長、アカデミーヒルズ理事長、社団法人日本経済研究センター研究顧問、外為どっとコム総研首席研究理事なども兼務する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まめタンク]

２０１２年１０１冊目。小泉・竹中路線が良かったのか、悪かったのか。一部では弱者切捨てや格差拡大と言われ。一部では景気を回復させたと賞賛される。30のウソと題して「消費税増税」や「社会保障」「TPP」など様々な経済問題に対する指摘がされている。確かに、偏っているとか「違うだろ！」という意見も多いと思います。池上彰さんの著書の方が分かり易さで言えば勝っていると思いますが、「こういう見方もあるんだな」という点で本書は有意義だと思います。

2012/12/11

[三崎口@ネットつないだら本格復帰します]

おもしろい。こういうあんまり知らない人にもわかりやすい本は好きだ。竹中さんのTPP賛成の話を聞くと賛成でいいんじゃないかって思う。TPP反対の人の話を聞くと反対でいいと思うし何もわかってないってことがわかったｗ元々わかってたけど。たしかにJALはなんで国が助けたんだろうか？などなど読んでて色々考える。経済の本もこれからバンバン読んでいこう！

2014/03/21

[aki]

実際どのような政策を行ったのだろうか勉強のため読んだ。いまこの方の評価は低いように思われるが，当時から問題を明確に指摘し，実践し，プライマリーバランスをプラス直前まで持っていっていった実績を持つことが分かった。政治家による官僚の活用など政治主導をうまく実現していたにも関わらず，民主党パフォーマンスにより，すべて犠牲になｔったのがとても残念。★7(10段階)

2017/12/28

[M]

ウソも多いので、極端な見方の一つとして。竹中さんの想いは伝わってくる。

2015/04/29

[復活!! あくびちゃん!]

良書。ただ、タイトル通り「2時間でいまがわかる!」と言う人は8割方ない。平易な文章で書いてはあるが、(特に所々で説明を割愛しているため)分からない人の方が多い位高度な内容。言わば、この著者に対する色々な人からの質問をQ&A形式でまとめた感じの本。個人的には、日本の中でこの著者の経済政策が、一番マトモだと思う。もう一回、小泉・竹中コンビでやってくれれば、この震災復興もうまくいくのになぁ…。

2011/06/04