はらたいらに全部―夫の愛し方看取り方

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  • サイズ B6判/ページ数 147,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784776203940
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0010

内容説明

最期まで、好きなようにさせてあげたい。たとえ、余命を縮めようとも…。肝硬変・がんに襲われた夫を看取った妻が、衝撃の告白。夫婦の生き方を問う感動の純愛ノンフィクション。

目次

第1章 伊豆の海を見に行きましょう、たいらさん
第2章 主人の死は、私も「共犯者」です
第3章 がんは治せます。問題は肝硬変のほうです
第4章 そちらの病院はタバコが吸えますか?
第5章 たいらさん、ずっとそばにいるわよ!
巻末 小説「忘れ川」(はらたいら)

著者等紹介

原ちず子[ハラチズコ]
1944年、旧満州生まれ。幼年の頃より「サザエさん」などの漫画に親しみ、はらたいら氏と同じ山田高校に入学。高校時代は、小型全学連とも言われた高知生徒会連合で活動。懲戒免職になった校長先生を取り返すための運動に先頭を切って参加し、たいら氏と出会う。1962年に上京後、たいら氏と再会。1964年に結婚。結婚後は、夫の仕事のアシスタントとマネージャーも兼務し、公私ともに夫を支える。1970年に長女、1973年に次女を出産。2人の娘を育てるとともに、たいら氏がオーナーである野球チームの部員、漫画アシスタントなどの居候の世話も。多いときには5人もの居候が自宅・事務所に寝泊りすることもあった。1992年に乳がんに襲われるが、家事が何もできない夫が心配のため、2週間の入院後すぐに復帰。伊豆の別宅は夫に内緒で建設し、のちに、たいら氏の生涯のアトリエとなる。2006年、肝硬変、がんで緊急入院した夫・はらたいらに付き添い、最期を看取る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆきこ

4
図書館の返却場所にあったので、なんとなく借りた。幸せな夫婦だったんだんだ。本人が思えるなら、それで良いと思いました。「はらたいらに全部」二重の意味だったんだ。2016/08/01

びび

2
懐かしのクイズ番組「クイズダービー」不動の③枠。ブラウン管のこっち側から幾度となく「はらさんに全部!」と叫んだものだった。3000点やそこらじゃなく人生全部をはらさんにつぎ込んだ奥さんのすごさ!2009/11/20

おたきたお

1
私がTVで見るはらさんは「宇宙人」でした。何でも知っている。でも、ちず子さんから見れば「まるで子ども」。当時思春期のお子さんは「ママはパパを甘やかしすぎ」と怒ったそうですが、成人後は「そういう夫婦があってもいいかもね」だそうです。ちず子さんは、はらさんを見て「こんな才能のある人が世に出ないのはおかしい」と、尽くすことを決意します。はらさんの体調に異変があっても禁酒を言わず、入院時も「喫煙できる病院」を探されました。最後まで、はらさんのしたいように…壮絶。『はらたいらに全部』、タイトルどおりの本でした。2008/07/28

こばこ

1
はらたいらの妻が夫としてのはらたいらの死を語る本。 なんか「とにかく寄り添えて幸せだった」ということが前面に出ていたが、あまり共感はできなかった。「それでいいのか?」という疑問が。 まぁ…当人が良ければいいんかな。2010/05/29

とみぃ

0
子どもの頃、クイズダービーに出てるすごい賢い人ってイメージしかなかったのですが、そのひと家族の生涯。闘病生活のこと…。2017/05/24

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