感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのくま
7
本書の主張は成熟した民主主義、資本主義はマーケティングの発達により今まで可視化されていなかった分断を顕在化させる。マーケティングの主体は知識人で、それを拡散するのがマスコミであるという。それは一定程度説得力を感じるが、それが分断を促進させる主体というより加速器なのではないか。ただ実際に本書の通りイデオロギーのドグマに陥ってしまい意見の異なる他者を悪魔化してしまう現象は起きている。分断はある程度仕方がないし場合によっては有益だろうが分断の影に共通の何かを見落とす事がない様にするにはどうしたら良いかを考えよう2024/07/10
mionne
0
政治屋さんって感じの語り口。対立構造の真ん中をさがしたり、保守派の言うことに一定の理解を示したり、対策を考えているあたり著者の職業らしさを感じる。
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- 和書
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