内容説明
本書は、無相関の複数のシステムを開発し、自分だけに合うように構築する方法を詳しく説明している。過去の値動きから統計的なエッジ(優位性)を見いだし、自動化されたシステムを組み合わせることで、どんな相場つきでも非常に低いドローダウンと2桁の高いリターンを実現するというものだ。また本書の最大の特徴は、機関投資家やファンドマネジャーにはできない個人トレーダーだからこそできることに特化している点である。紹介されているトレードシステムは単純で、パラメーターを調整すればそのまま利用でき、システムの背景にある考え方やロジックにも破綻は一切ない。本書は、システムトレードを目指す個人トレーダーの福音書となることは間違いないだろう!
目次
第1章 市場の動きにかかわらずリターンを向上させる
第2章 互いに無相関のトレードシステムがうまくいくわけ
第3章 ブル相場でも、ベア相場でも、横ばいでも儲ける
第4章 成功するためには、まず自分の目標をはっきりさせよ
第5章 利益目標を達成するためのポジションサイジング
第6章 トレードシステムの12の要素
第7章 複数の互いに無相関のシステムを組み合わせてリスク調整済みリターンを向上させる―システム1とシステム2とシステム3
第8章 同時にトレードするシステムを増やすほどリターンが高くなるのはなぜか
第9章 組み込む無相関のシステムの数を増やす―システム4とシステム5とシステム6
第10章 不測のリスク―システム7
著者等紹介
ベンスドープ,ローレンス[ベンスドープ,ローレンス] [Bensdorp,Laurens]
トレーディング・マスタリー・スクールの創始者兼CEO(最高経営責任者)。急流下りのガイドやインストラクターの仕事をしたあと、2000年、オランダで投資マネジャーとして働き始めたが、会社の状況が厳しく、独学でトレードやリスクマネジメントを学ぶ。次の10年は、利益を最大化し、リスクを限定し、マネジメント時間を実質的にゼロにするために、アルゴリズムに基づく自動化トレードプラットフォームの開発・洗練化に費す。2007年以降、リターンがマイナスの年はなく、2007年から2019年にかけてはリスク調整済みリターンはS&P500の5倍にまで増大した。現在は、50を上回るシステムを組み合わせたシステムでトレードしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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