内容説明
ACDシステムの全貌を明らかにするとともに、ACDシステムを利用したより効率的で利益率の高いトレード方法を紹介。超短期のトレードからポジショントレードまで成功者が明かすピボットレンジの使い方。
目次
第1章 ACDシステムを知る
第2章 ピボットの概念
第3章 ACDとピボットレンジを組み合わせる
第4章 マクロACD
第5章 ピボット移動平均線
第6章 進化したトレーダー
第7章 ACDシステム版「ウソのような本当の話」
第8章 トレーダーへのインタビュー
著者等紹介
フィッシャー,マーク・B.[フィッシャー,マークB.][Fisher,Mark B.]
独立したトレーダーで、NYMEX最大の先物取次業者であるMBFクリアリング・コープの創設者。考案したACDシステムというトレード手法を5000人以上の人たちに教えてきた。このなかには、トップヘッジファンドであるチューダー・インベストメンツに所属するトレーダーも多く含まれている。ペンシルベニア大学ウォートン校を最優等で卒業、同大学院で金融と会計の修士号を修得
長尾慎太郎[ナガオシンタロウ]
東京大学工学部原子力工学科卒。日米の銀行、投資顧問会社、ヘッジファンドなどを経て、現在は大手運用会社勤務
井田京子[イダキョウコ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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roughfractus02
4
著者は従来システム(オープンレンジブレイクアウト/ORB)を改良したACDシステムによって、市場開始時のブレイクとエントリの相関の確度を上げるよう改良し、このシステムのレンジを用いてホールド時間の最適化を検討する(特に第6章)。一方、トレードする場合、このシステムに合った市場を選ぶ必要が出るので、その選択まで例外データが大量に発生するが、手法を固定するゆえにそれらに対して後付バイアスのかかった説明も出る。本書は、ロジック自身が試行錯誤を本質とし、常に各定義のチェックを必要とする点を反面的に示唆してくれる。2017/11/03
もさ
4
この本の監修者の友人はORBを使って十数億を稼いだらしい、うらやましすぎる。とりあえずポール・チューダー・ジョーンズが前書き書いてるし、ちょっとこの本を信用してみて手法をパクってバックテストして自分なりにアレンジして実戦で使ってみる。2013/03/08
もさ
2
何度も繰り返し読んだけれども、一番役に立ったのはやっぱり監修者の長尾さんのまえがき。「トレードをするマーケットを固定して有効な手法を探し回るのではなく、枯れた手堅い手法に特化して有効なマーケットを探しながらトレードを続けたほうが成功に近い」という一文だった。この一文がなかったら所詮は自分レベルが作る程度のロジックとしか考えず、一つのロジックで複数時間枠、複数市場で深く検証しなかったかもしれない。2014/02/17
たまかなや
1
オープニングレンジの設定の仕方に融通性を持たせているので、このレンジ自体の優位性は概して相対的なもの。それよりも、時間の概念を重視することでセンチメントの推移を機敏に捉え、これをポジションに反映させる、そのストラテジーの立て方が読みどころ。2014/03/19
最終バック九番手
0
原著は2002年刊行…リーマンショックのはるか前に書かれたもので商品トレードの話が大半…今となってはピボットが他のテクニカル指標より優位性があるなんて誰も思ってないので昔はこんな成功例もあったんだぞという自慢話としか読めない…長尾慎太郎がフィボナッチブレイクアウトの前書きと全く一緒にこの本一冊で後は不要みたいなことを書いているのが化粧品の宣伝みたいで笑える…初版第1刷発行:2009年12月2日…本体5800円2014/04/26
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