ベルリン1928‐1933―黄金の20年代からナチス政権の誕生まで

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ベルリン1928‐1933―黄金の20年代からナチス政権の誕生まで

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  • サイズ B5判/ページ数 592p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784775942840
  • NDC分類 234.072

内容説明

1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめた彼女は、それからの数年間、時代の豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンではアメリカのジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動がすでに路上を埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき…。崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテとほかの人物たちの人生がからみあっていく。活字への信頼を失ったジャーナリスト、貧困と政治に引き裂かれた労働者家族、反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年…それぞれの運命がベルリンの街角で交差する。

著者等紹介

リューツ,ジェイソン[リューツ,ジェイソン] [Lutes,Jason]
1967年生まれ。エルジェの「タンタンの冒険」シリーズをはじめ、アメリカのスーパーヒーロー・コミックやウエスタン・コミックを読んで育つ。1977年、テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」との出会いが、その後の創作活動に大きな影響をあたえた。1991年にロードアイランド・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学び、学位を取得。現在、バーモント州ホワイト・リバー・ジャンクションのセンター・フォー・カトゥーン・スタディーズ(漫画研究センター)で教鞭をとっている

鵜田良江[ウダヨシエ]
独日・英日翻訳者。1970年、宮崎県生まれ。九州大学大学院農学研究科修士課程修了。技術者として化粧品や洗剤の開発にたずさわったのち、翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

25
冒頭の場面が象徴的だ。ベルリンに向かう列車の客室には、三人の男女がいる。画家を目指して上京するマルテと、取材帰りのジャーナリスト・ゼフェリング、ずっと眠りこけている若き党員の男。マルテがゼフェリングにベルリンの印象を訊く。「いま向かっているのは時代の先をいく街です」とゼフェリング。同時に「なにもかもが数を増し なにもかもがこれまでにない速さで動いている」とも。そして、こう付け加えるのだ。「いやな思いをさせられることはたくさんありますが 結局のところ(つづく)2024/01/21

くさてる

20
1928年から1933年にかけてのワイマール共和国、ベルリンの姿を描いたグラフィックノベル。時代の豊かさと貧しさ、政治的な危機と真綿で首を絞められてく様な閉塞感の中で生きていく人間たちの姿を描いて、迫力あった。マンガとしての希求力は弱いかもしれないけれど、大河ドラマのような趣で一気に読みました。2023/10/19

春ドーナツ

16
以下の文章は2023年7月下旬現在のものである。さて。ネットで調べると軒並み品切れで(kindle版はある。最大手のオンライン古書店にもない)、ワンチャン出版社、「お買い物かごに入れる」をクリックすると、「トレーダーズショップ」に飛ぶ。個人投資家向けの書籍やDVDなどを扱うところだ。在庫があることは、もちろんうれしかったけれど「え?」と思う。まあ、いいや。先へ進もう。梱包を開くと、一瞬電話帳かと錯覚した。暑い日が続いてますしね。巻末の著者インタビューを読むまで、ドイツ人が書いたものだと思い込んでいた。風鈴2023/07/27

緑虫@漫画

1
★★★☆ 1928年から1933年のにかけてのベルリンに住む人々の物語。この期間のドイツはワイマール共和制、1929年5月にはベルリンで血のメーデーが起こり1930年の総選挙でナチスが躍進したりしている。表紙の惹句にもあるけど、登場人物一人一人の人生のエピソードが折り重なり響きあう様はまさに「都市の交響曲」で完成度が高い。ただ、全体に作りが禁欲的で、白黒のカラーリングも相まって読む快楽はやや弱いかなと感じる。2023/08/18

Toshiro

0
本業で当時のベルリンについて調べる必要があり、参考資料として購読。よくも悪くも、日本の漫画が読みやすい(すぎる)ことがよく分かる(あと、ちょっと訳に問題がある気も)。少し読むのに時間がかかったが、読んでよかったと思えた一冊。このタイプの重厚さと歴史描写は、グラフィックノベルだからこそできるのだろう。色んな意味でリアルで、フィクションなのに、虚飾もなく、淡々と進むだけに、リアリティがあって、それが余韻の深い読後感につながっている。2025/04/20

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