出版社内容情報
≪普通≫と異なる孤児の保護と養育を目的とする施設や学校を運営する省。通称:ディコミー。そこでケースワーカーとして働くライナスはまじめで勤勉だが、孤独で冴えない中年男。彼は、マーシャス島にある施設の視察をすることになった。謎めいた施設長アーサーと、その保護下にある6人の子どもの様子を1カ月観察し、施設が存続に値するかどうかを調べることが任務だ。
子供たちの特殊能力や個性に戸惑いながらも、彼らとの交流で大切なものを見つけていく。また、アーサーに惹かれる中で、ライナスにも変化が…。
内容説明
“普通”と異なる孤児の児童保護施設や学校を運営する魔法青少年担当省・通称:ディコミーで、ケースワーカーとして働くライナスは、猫のカリオペと静かに暮らす、きちょうめんでまじめな中年男性。そんな彼が、最高幹部から抜擢されて重大任務を与えられた。マーシャス島にある児童保護施設の謎めいた施設長アーサーと、個性豊かな6人の子どものようすを1カ月間観察し、施設が存続に値するかどうかを調べるという任務だ。危険で重要な指令に戸惑いながら、しぶしぶマーシャス島へ行ったライナス。それは、かけがえのない出会いがもたらした大きな転機のはじまりだった―ライナスの成長を描く心温まる現代ファンタジー。全米図書館協会アレックス賞受賞。
著者等紹介
クルーン,T.J.[クルーン,T.J.] [Klune,T.J.]
『Into This River I Drown』で第26回ラムダ文学賞を受賞。本作『The House in the Cerulean Sea』は、2021年全米図書館協会アレックス賞受賞、ニューヨークタイムズ、USAトゥデイ、ワシントンポストのベストセラーであり、初めての邦訳作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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