内容説明
とある舞踏会に参加したジェンマには目的があった。主催者の書斎にいとこの懐中時計が隠されていないか捜すためだ。懐中時計を盗まれたいとこは殺された。だから、それを持っている者こそが殺人犯だろう。しかし、主催者の書斎に忍びこんだのは、ジェンマだけではなかった。ウィンチェスター伯爵もまた、妹を恐喝する犯人を捜そうと書斎にやってきたのだ。協力して調査にあたることに決めた二人だが、未婚の男女がともに行動するのは困難だ。だから婚約したほうがいいと、ジェンマは伯爵に提案されて…。
著者等紹介
ラバスクス,ブリアンナ[ラバスクス,ブリアンナ] [Labuskes,Brianna]
ワシントンD.C.在住のジャーナリスト。『かりそめの婚約』でデビュー
荻窪やよい[オギクボヤヨイ]
翻訳家。『シルクの誘惑』『カサンドラ 炎をまとう女』など、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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