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内容説明
『反日種族主義』著者らが憂国の声を上げた。
気鋭の日本人ジャ-ナリストが、文在寅政権の反日路線に異を唱える識者らを次々と取材。実名証言で浮かび上がっていたのは、知られざる韓国人の本音と実態だった。
経済学者は「このまま日本との対立を続けると韓国経済は滅びるかもしれない」と警告し、元慰安婦支援活動家は「慰安婦問題は金儲けになってしまった」と嘆き、徴用工被害者団体代表は、「金を出すべきは日本ではなく韓国政府だ」と訴える。そして著者は、元徴用工の証言に辿り着く。彼らは本当に日本からの賠償を望んでいるのか……。
数々の証言からは、歴史の闇も見えてくる。元米軍慰安婦は「なぜ日本軍慰安婦だけが」と嘆き、ベトナム戦争犯罪を追及した記者は「韓国軍は何をしたか」と問い、脱北作家は「大統領は脱北者を見捨てた」と告発する。そしてベストセラー『反日種族主義』の著者は、「塩酸をばらまくぞ」と脅され、ツバを吐きかけられるなどの圧力に遭いながら、「歴史を正すための戦いをする」と決意するのだ。
日本と韓国が対立を乗り越えるために、彼らの声を埋もれさせてはいけない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金北山の麓に生まれ育って
2
【嫌韓本に非ず、1~2章/7章必読】南アの幼少の経験から人種対立を厭う著者の正義感溢れる書なのに、3章以降の内容は嫌韓者がネットで散々引用利用しており既読感強、精神を抜かれたネタだけ扇情的に引用され無念かも。往時の日本男子の「妓生ツァー」の醜悪さ慰安婦団体立上の契機だった話は耳が痛い。ハイライトは軍事政権がバックで合法だった米軍慰安婦の問題、朝鮮戦争孤児だった元慰安婦の肉声を読んでほしい、著者は日韓を超えてこの世の中のむき出しの矛盾の前で答えも持たず立ち尽くす、韓国も日本も同罪で責め合っても救いは無いと。2020/09/19
takao
1
ふむ2023/06/22
よんく
0
韓国をめぐる様々な議論への理解が深まった。 被害者自身の声に耳を傾けることに注力している点で、どちらか一方に偏ることなく、事実を知れる非常に良い本だと感じた。2022/07/09
カナッパ、ユイッパ
0
(★ 3.9) 言い尽くされた表現ですが、近くて遠い国である、韓国。 ステレオタイプな報道やモノの見方が氾濫する中で今現在を丹念に取材した内容を基にしたルポです。韓国への理解を深めるために、是非読んでおくことをお勧めする一冊です。2020/09/01
すいか
0
同じ人が日本のメディアと韓国のメディアに対して言うことが違う。やはり相手の期待する言葉を発してしまう、というようなことなのかなあと思いました。2020/10/19