内容説明
いまにも壊れそうなおんぼろのトレーラーで、身を隠すようにして暮らす女性とふたりの子ども。「女性と子どもに弱い」といつもまわりから言われているドノヴァンには、どう見てもわけありのその三人をほうっておけそうにない。なにかから逃げているのか、みんなものすごくおびえている。心から力になってやりたいと思う。しかし、ふたりの子どもの姉であるイヴは、ドノヴァンに干渉されることでより大勢の注意を引きたくはなかった。これ以上かかわらないうちに別の場所へ移動しようとイヴは考えたが、その地域を嵐が直撃して―。
著者等紹介
バンクス,マヤ[バンクス,マヤ] [Banks,Maya]
エロティックロマンス、ロマンティックサスペンス、スコティッシュヒストリカルロマンスで『USAトゥデイ』『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー入りを果たす。夫と三人の子どもたちと、アメリカの南部に住む
市ノ瀬美麗[イチノセミレイ]
金沢大学卒業。途上国支援にも興味を持ち、国際NGO団体の翻訳ボランティアにも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
5
逃亡者のイヴィと、KGIのオタクドノヴァン。 義父から弟妹を守るため、誘拐犯となったイヴィ。 弟のトラヴィスが、ラスティと出会った事が、きっかけで保護本能丸出しのドノヴァンの心に芽生えた「俺の女・俺の物・俺の家族」!!KGIの思い込みは相変わらずです。 しっかし、義父のイヴィとキャミーに向ける執着心には胸が悪くなる。 KGIシリーズには、ホット部分が不可欠で、今回は少なめだったけど、ドノヴァンが、どんなシーンを見せてくれるのか期待感があった。ケリー家の残りはジョーね。 2018/09/17
akiyuki_1717
4
ヒーローがヒロインやヒロインの弟、妹にメロメロなのはストライクだったんだけど、展開が残念でした。ヒロインたちの境遇からヒーロー達を信用できないのは理解できるんだけど、ここまで慎重に行動してきておきながら、ヒーロー達が作戦会議をしていると分かっていながら、内容を聞くや否や勘違いして、飛び出してあっさり捕まるという間抜けぶり… ヒーローの態度を見ていてそこまで激しく勘違いするのも、弟たちを残して出ていくのも、今ひとつ理解できなかった。ヒーローの家族組織もものすごく優秀とうたってる割には、あっさり裏を掛かれるし2019/07/28
矢田ふみえ
4
ケリー家の三男の話。熱い想いだけでは、どうにもならず。ゆっくりとすすめようというのもわかるけど。なかなか思いやる気持ちってえらいよね。2018/08/31
kokorika
1
KGIシリーズ。女性と子供に弱いドノヴァンと弟と妹のため父親から逃げているイヴ。イヴは弟がラスティにアルバイトとして雇って貰った縁でドノヴァンと知り合う。他人事を信じられないイヴは中々うちとけないが、ドノヴァンの弟や妹対する態度に段々心を開く。そんな時父親の魔の手が迫る。イヴの抱えた問題をどう解決するのか最後まで楽しめた。イヴをはじめ苦難を乗り越え幸せを掴む女性陣のその後が幸せそうで良かった。2024/03/29
みみ45
1
KGI兄弟のドノヴァンのお話。 やっと巡り合えたドノヴァンの理想の相手!と思ったら、 ドノヴァンが舞い上がって、物凄い早くことを進めすぎて、ヒロインが勘違いして逃げていってしまって。。と。。 ちょっと残念なストーリー展開ではありましたが、まあまあ楽しめました。2018/09/23
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