内容説明
何十年もいっしょに過ごすうちに、かなりぼろぼろになってしまったぬいぐるみたち。Ｕ２のボノやミスター・ビーンのクマをはじめとした、愛の重みを一身に受けたぬいぐるみたちの姿を、笑いや涙の思い出が詰まった文章とともに紹介！
著者等紹介
ニクソン，マーク［ニクソン，マーク］ ［Ｎｉｘｏｎ，Ｍａｒｋ］
国際的な賞を受賞した、肖像写真や編集用写真、広告写真の写真家で、アイルランドのダブリンを拠点に活動
金井真弓［カナイマユミ］
翻訳家。千葉大学人文社会科学研究科修士課程修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
305
【原書】この表紙を見て素通りできるのは、今までぬいぐるみとの接点があまりなかった人なんでしょう。６才と比較的新しい子（でもボロボロ）から、６９才なんていうツワモノまで。毛が抜けてるのはもちろん、原形をとどめていないものも。どの子たちにも、みんなストーリーがある。うちの子どもたちのぬいぐるみ（娘＝うさぎ、息子＝クマ←ひとり暮らしのアパートに持って行った・笑）をなんども洗ったり、修復したことなんかを考えながら。ぬいぐるみ好き必読の書。2017/08/18
こーた
204
包み隠さず白状するが、大のぬいぐるみ好きである。街でモフモフした連中を見つければ、おもわず心奪われ、近づいていってその手触りをたしかめ悦に入ったりする。もちろん家にもたくさん、いる。布（肌）はところどころ擦り切れて毛羽立ち、薄汚れているがそれでもなお、愛おしい。その愛されすぎかたは万国共通だが、それぞれに異なった思い出と物語がつまっている。まだ小さかった頃、かれらを手に物語を空想して遊んだ。かれらにもっと豊かな物語を与えたい。そうやってぼくは本を読むようになったのかもしれない。そんなことをおもったりした。2018/11/03
ままこ
78
ボロボロになるまでとことん愛されたぬいぐるみたち。大きなカラー写真と共に思い出が語られる。受け継がれたり、失くしても不思議と戻ってくるぬいぐるみたちも多い。ぬいぐるみ年齢も様々。遺産相続問題になりかけていた104歳のテディベアもいた。うちには巣立った子供が愛した薄汚れたしまじろうパペットと、猫が愛したボロボロのぬいぐるみが思い出と共に残ってる。2023/02/20
コットン
77
長年愛されたぬいぐるみの写真と持ち主のコメントなどからなる本。ぬいぐるみの種類は圧倒的にテディベアが多い。有名どころではミスタービーンのローワン・アトキンソンの『テディ』や（U2）のボノ・ヒューソン夫婦の『グレッグをクマ』も掲載されている。それぞれの歴史があって面白い。ぬいぐるみ好きの人のための本。2023/11/16
ゆのん
76
大切にされてきたヌイグルミ達の本。汚れ、ほつれ、綿が飛び出し、目が取れ…。全く関係ない人が見たらちょっと怖い感じもする。私も大切にしているヌイグルミ達がいるので、どんな状態になろうとも手放せない気持ちがものすごく分かる。見た目は古く怖い感じになっているがその中は綿だけでは無く沢山の思い出が詰まっている。1142019/04/12
