内容説明
「葬式は人生最後の花道、最後のイベントだ」―そう言って自分の葬式のプロデュース・演出に専念していた源田金蔵が急死する。菊島真ら五人の老人ホームの仲間が見守るなか、つつがなく源田の葬式は進行しているかに見えた。しかし、事件が発生した。北多摩署の蟹沢、相馬刑事による捜査が進むうちに、真実が見えてくる。衝撃を受けた菊島たちは「老い先はわずかだ。死に花を咲かせよう」と一念発起し、人生最後の大バクチに出ることを決意する…。
著者等紹介
太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌を経て1956年に時代小説でデビュー。1978年『殺意の三面峡谷』で山岳推理の新境地を拓く。以後、「顔のない刑事」シリーズ、「北多摩署純情派」シリーズなどで読者の圧倒的支持を得る
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感想・レビュー
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☆コ。
4
年配パワーすごい!何も考えずに読むべし!2015/08/10
つちのこ
2
前半の棺桶事件はその後の展開になんのつながりもなく、???状態。その上、葬式や棺桶、骨壷など著者のウンチクが吹き荒れて、マス目を埋める冗長さは歪めない。しかし、中盤になるとがぜんストーリーが面白くなってくる。ダジャレや軽快なテンポも健在。後半の埋蔵金探しが絡んでくると、いよいよ著者の本領発揮という感じだ。定番キャラクターの蟹沢刑事や相馬刑事が出てくるのもご愛嬌。ついでに釣部渓三郎も出して欲しかった(笑)。2003/05/13
熊ベアー
2
老人パワー炸裂!下ネタ全開!話が跳躍しすぎる!2014/03/21