マグノリアブックス 殺戮病院

クラウチ，ブレイク〈Ｃｒｏｕｃｈ，Ｂｌａｋｅ〉/キルボーン，ジャック〈Ｋｉｌｂｏｒｎ，Ｊａｃｋ〉/ストランド，ジェフ〈Ｓｔｒａｎｄ，Ｊｅｆｆ〉/ウィルスン，Ｆ．ポール【著】〈Ｗｉｌｓｏｎ，Ｆ．Ｐａｕｌ〉/荻窪 やよい【訳】

オークラ出版（2016/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 457p／高さ 15cm
• 商品コード 9784775525470
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

ルーマニアの地中から、異様な形状の頭蓋骨が発見された。ドラキュラの頭蓋骨といわれるそれを、アメリカ人の大富豪であるムアコックが購入する。末期ガンの彼はその頭蓋骨のために生物人類学者のシャーナを雇っていたものの、彼女が調べる間もなく、届いたばかりの頭蓋骨はおぞましく異様な上下の歯でムアコックの喉に噛みついた。いや、ムアコック自ら、頭蓋骨に自分の喉を噛みつかせたかのようだった。瀕死の状態のムアコックは病院に運ばれたが、そこで彼の身に恐ろしいことが起きる。そしてそれは、周囲のひとびとへと伝染していき―。

著者等紹介

クラウチ，ブレイク［クラウチ，ブレイク］ ［Ｃｒｏｕｃｈ，Ｂｌａｋｅ］
著作品は２０以上の言語で出版され、１００万部以上のセールスを記録。「ウェイワード・パインズ」シリーズはＩＴＷの受賞作で、テレビドラマ化もされた

キルボーン，ジャック［キルボーン，ジャック］ ［Ｋｉｌｂｏｒｎ，Ｊａｃｋ］
Ｊ．Ａ．コンラスの別名義。２４以上の長編小説、１００以上の短編小説を発表している。ジャンルは多岐にわたっている

ストランド，ジェフ［ストランド，ジェフ］ ［Ｓｔｒａｎｄ，Ｊｅｆｆ］
ホラーコメディの「アンドリュー・メイヘム」シリーズで知られるようになる。ブラム・ストーカー賞のファイナリストになった「Ｐｒｅｓｓｕｒｅ」など、著書多数

ウィルスン，Ｆ．ポール［ウィルスン，Ｆ．ポール］ ［Ｗｉｌｓｏｎ，Ｆ．Ｐａｕｌ］
ニューヨークタイムズのベストセラー作家

荻窪やよい［オギクボヤヨイ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[sin]

せっかく挿絵まで掲載したドラキュラの頭蓋骨と云う美味しいアイテムが活かされておらずゾンビテイストのB級パニックホラーでしかない。登場人物の視点が変わって物語を進めていくのはよくある手法だがストーリー進行に齟齬はないものの四人の作家の共作であるにしても散漫な印象は否めない。まあそういった訳で途中までは興に乗らなかったがこれでもか！これでもか！の恐怖シーンの連続に映像作品を観ているかのような迫力と、登場するカップルの男と女の本音のすれ違いが良くできていて読ませる作品だった。

2019/10/16

[さといも]

四人の作家が共作で書いた「ドラキュラ」の話。凄く面白かった。飛び散る血に臓物。最高。表紙のピエロが怖い〔ピエロ恐怖症持ちなので〕が、作中でも恐怖のピエロです。臓物で手品しない！チェーンソーでお手玉しない！登場人物がみんなぶっ飛んでます。だけど魅力的。ページを捲るたびに血の匂いが感じられるくらいの殺戮場面に恐怖と戦慄、そして愛。これはホラー好き、グロ好きは読んでみて。ドラキュラは苦手…でもゾンビは好きって方には最高かもしれない。読んで読んで〜。

2017/10/01

[しましまこ]

ポール・ウィルスン買い。わははは～と笑っちゃう血みどろゾンビ！吸血鬼の繊細さ、ほの暗さ、欠片もないよ～。いゃ～楽しかった。

2016/05/08

[ettyan えっちゃん]

最低である（褒め言葉 血まみれである（褒め言葉 まさしく殺戮（褒め言葉 こういう表紙にしていることが，Ｂ級スプラッターですという素敵な予告です。ちなみに，表紙は内容を結構よく表しています。帯が付いているとさらに正確に表現できています。 原題は「ドラキュラ」ですが，ドラキュラ感，吸血鬼感は全くないです。 ゾンビに近いかなあ。吸血ゾンビとか，作中では，モンスターと言われています。それが的確。血しぶき，殺戮大好きな人は手に取って間違いなし。興味がない人は手に取らないことが幸せです。

2016/05/05

[奥田智徳]

とにかく楽しめたB級スプラッターホラー。昔のクライヴ・バーカーを低俗にして、「死霊のはらわた」を足し様な作品。道化師ベニーとクレイトンは完全にいっちゃってたw

2016/05/16