内容説明
平均月収3万円なのに高級スーツを着こなし、今日も彼らは街でエレガントにステップを踏む。世界一の洒落者集団「SAPEUR」最新撮り下ろし写真集。
著者等紹介
茶野邦雄[チャノクニオ]
1959年滋賀県出身。大学卒業と同時にフリーランスカメラマンとして活動開始。84年に最年少で日本広告写真家協会(APA)の正会員に推挙される。86年渡米し、NEW YORK YOMIURI PRESS社勤務。欧米各国で取材撮影を敢行。91年沖縄に移住。現在、沖縄を拠点に広告写真、サプールの写真をライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
61
以前から気になっていたサプールの最新の写真集を読みました。コンゴがフランスの植民地だった影響もあるんでしょうが、貧しい中でもお洒落に人生をかける彼らの凄いパワーを感じました。サプールは最近の流行ではなく、三世代続いてサプールだったり、女性のサプールもいるのはビックリです。私はDCブランド全盛時代に青春を過ごしたので、コンゴに生まれていたらサプールになっていたかも知れません。2016/04/05
たまきら
19
展示に行ってきました!一番行きたがっていたオタマさん。強い原色を強調した写真に大興奮。「どのオジサマが一番かっこいい?」というと「このひと」と表紙左から2番目のオジサマを指さします。オカンもオトンも同意見。「この人には一本何かあるよね~」とか偉そうに言いつつワイワイ大笑い。「あ、明日ムイエンゴさん(気に入ったおじさん)来るんだって!」とオトンとオタマが大興奮。…泣く泣くあきらめましたが、いや~すっごくかっこよかった。そのあと西武が「サプールをイメージしたスーツ」を販売しようとしていてちょっと興ざめ。2016/04/11
kapo54
7
サプールとは平均月収3万のコンゴで、ハイブランドのスーツを身にまとう人たちのこと。内戦を経験した国で、平和を愛することをファッションを通して表現している。西洋文化であるスーツをアフリカの色彩感覚で再解釈したスタイルはビビットでとてもかっこいい。それ以上に彼らの哲学がかっこいい。サプールの写真展で購入しました。八割がたは同じ写真ですが、中には会場になかった写真もあります。サプール本はこれが3冊目ですが、これが一番サイズが大きいので写真を楽しめます。2017/10/13
ブラフ
6
【図書館】平均月収は日本円にして3万円、世界でも最貧困国と言われる「コンゴ共和国」。そこに「SAPEUR」(サプール)と呼ばれる、粋にお洒落にブランドスーツを着こなす人たちがいる。いやー、素晴らしい!めちゃカッコいい!こんな風にスーツを着こなしたいと、心から思った。みんながそうではないだろうが、特別収入が高いわけではないからお代はローン。しかも、ある程度支払わないと自分のものにならない。だから、信用のおけるブティックを探すところが「SAPEUR」の第一歩なんだとか。そして、彼らの思想の根底には「平和」→2016/08/29
かぶ子
5
あるサプールの言葉「好きな色は2つ。ひとつは白。平和の色象徴だから 。もうひとつは赤。肌の色は違っていても同じ赤い血が流れているから。」 しびれました(^^)。2016/05/27