- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・少女
- > ティーンズ・少女その他
内容説明
一年前の嵐の夜、修道女のエレオノールには秘密ができた。怪我をした見知らぬ男に、純潔の誓いを立てた身を穢されたのだ。誰にも知られなければ、このままの暮らしを続けられる―修道女をやめても行く場所がないエレオノールは、あの日の恐怖と恥辱を誰にも話すことはできなかった。しかし、彼女の罪を知るただひとりの男と再会して…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sweet""
10
買ってみたら評価が散々で積んでいた本。予備知識があっても終盤近くまでヒロインがかわいそうでどうやってラブに持っていくのかハラハラしたが、ヒロインの生い立ちと聖女だったという経歴にうまく絡めてあり感心。逃げ場のない状態で気持ちを保つため、苦悩が愛情に昇華されてしまった感もあるが、そう納得させられる話の作り込みがお上手。ただ、TL前提で読んでいるのでこれだけ厳しい展開が長いと点が辛くなってしまう。互いが打ち解けて穏やかに過ごしてる描写がもっとあればなぁ。あと挿絵が話にあまりに合ってなくて勿体なかった。2018/03/05
やまと
9
なかなかのクズなヒーローでした。 ただ自分の非道ぶりを自覚してるだけまだましだったかな。 ヒロインは心からイイ人辛い思いを沢山した子なので 幸せになって欲しいです。 皆さんもおっしやってますが イラストがあってません。ヒーロー高校生みたい。 2019/05/25
さな
5
こんな状況から、はたして二人の間に愛が生まれるのか?というハードな出だし。 確かに最低なヒーローながら、そんなメンタルに至るまでの背景の作り込みや心情の描写が、とても丁寧だった。 ヒロインは信仰心篤い修道女で、その性格から自分を陵辱した相手を許そうとするのは仕方がないことなのかもしれない。器用ではない二人が時間の経過とともに互いにほだされ、少しずつ相手を理解しようとして寄り添おうとする、その過程は自然だった。全体的によく作り込まれたお話で、楽しめました。2015/09/01
194
4
ヒロインの慈悲深さが凄い。面白かったけど、たぶん、普通はムリ。2016/03/16
桜桃ひつぎ
3
この本相当以前から読みたい本だったんですが、どうも電子書籍になっていないようで諦めていたところbookwalkerさんにあるみたいで何年越しかにようやく読めて嬉しかったです。 序盤の内容が内容なので、昨今の情勢を考えるとどうにも出版しにくい内容だなあとは思うんですが面白かったですね……。 暗い内容ではあるのでご注意ください。2019/04/18
-
- 和書
- 日本の美しい秘境