内容説明
繊細で斬新な一瞬の秘境的風景。“秘境”と呼ぶにふさわしい風景写真家独自の視点で捉えた、とっておきの自然風景。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
160
人間と自然との境が曖昧な世界の先を秘境というのだろうか。それとも人間が生命の恵みの大切さを、大自然の尊さを胸に深く刻む姿をいうのだろうか。夜明けの雲海は朝の光に照る山峰に霧となって消えていく。山に囲まれた新緑の平原は湖の畔で空を包み込み、風の薫りもここに佇んでいる。苔むす森の先には伝説の滝。そのしぶきに草木は潤っている。春の息吹きが聴こえるだろうか。梅林の先には常緑の隙間から若葉が光り、未だ深い樹氷の森の先には透きとおる空。日が暮れれば音もなく朱に染まり、朝日がまた青に染める。岸壁の松は海風に耐えている。2023/02/12
ももたろう
16
何だか最近単行本を借りてきても読む気になれないし 内容が頭に入ってこない…(´-ω-`)風景写真なら眺めるだけだし寝る前にパラパラ。鳥になったような気分で四季折々の日本各地の美しい秘境を堪能。直ぐに返却するのもったいないから期限までゆっくり眺めよっと。2020/06/28
tuppo
3
秘境というか美しい山々。山はどれも同じのようでいて全然に表情がちがってよいなあ。2023/10/27
参謀
3
定番の観光スポットの写真ではなく、多くの人が訪ねていない知られざる名所や、たとえ多くの人々が訪れたことがある有名観光地や名所であっても、風景写真家独自の視点で見つけ出した新鮮な風景を“秘境"と捉えているという本書のコンセプトがいいと思います。抜群に綺麗という写真は少ないですが、それでも行ってみたいなと思える写真が掲載されています。やっぱり北海道や九州は惹かれますね。現在は観光産業が打撃を受けているかと思いますが、応援の意味も込めて訪れたいとも思います。2018/09/12
Sosseki
2
美しい風景と豊かな自然が残っている姿にほっとする。が、いつまでこの姿を見せてくれるか2023/08/31