内容説明
表向きは伯爵家の娘だが、レオニーダの実の父はロシアの皇帝だ。彼女の母親がいまは亡き公爵夫人にあてた手紙が皇帝の不利になるかもしれないと心配したことから、レオニーダはその手紙を取り戻すために英国のハントリー公爵領に送られる。彼女の滞在を受け入れたものの、ロンドンの社交シーズンが終わったいま、なぜレオニーダは英国のサリーに来たのかと、公爵のスティーブンは疑問に思う。自分が結婚相手として好ましいと思われているわけではないだろうし、きっと彼女にはなにかべつの目的があるはずだと感じ…。
著者等紹介
ロジャーズ,ローズマリー[ロジャーズ,ローズマリー] [Rogers,Rosemary]
ヒストリカルロマンス作家の女王と呼ばれる。世界中で6000万部以上を発行している
荻窪やよい[オギクボヤヨイ]
1960年代モッズの音楽、ファッションをこよなく愛する翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
14
前作では草食系男子だったヒーローが肉食化してる!!さすが双子、アプローチの仕方が弟そっくり。結婚してない(する気もない)のに無垢なヒロインに・・・アカンわ。パリに行く意味が分からないし、ヒロインとヒーローのウダウダにちょっとウンザリでした。でも次作であの彼の秘密が知りたいです!2015/11/24
アカツキ
13
ロシア皇帝の私生児である伯爵令嬢ヒロインは母親から亡き友人のヒーロー母に送った皇帝を破滅させかねない手紙を誰にも知られず取り戻して欲しいと頼まれる。ヒロインは断るものの、言いくるめられてイギリスへ…。前作「偽りの婚約」に登場したヒーローの双子兄公爵が今作のヒーロー。お人好しでほんわりしたところがなくなって弟そっくりの性格に豹変。早々に無垢なヒロインに手を出して、彼女の事情や評判をちっとも考えず愛人になってと後を追いまわし、終盤にきて最低のプロポーズ。呆れたのと厚さに疲れていたこともあって残りは流し読み。2020/07/09
veri
13
ワールドワイドな鬼ごっこ‼︎これは英国紳士による露西亜令嬢付け回し事件です!(違います)さて。英国紳士である本作ヒーロー、ハントリー公爵ですがこの人…紳士じゃありません!風上にもおけません!残念男子です!残念男子がお好みならきっと楽しい人です(笑)そして、ヒロインである令嬢。彼女こそ一番マトモで賢いと思います。あー行っちゃうんだなーお約束よねー…って行かないのかよ!というように色々予想裏切ってくれるのでなかなかステキです。前作の弟ヒーローより兄ヒーローの方がダメっぷりが凄かった。そんなお話でしたw2014/09/14
すもも
7
★★★☆☆ 「偽りの婚約」ヒーローの双子の兄、ハントリー公爵の話。前作では、あまりいいところのなかった公爵が、ヒーローになってどんな活躍を見せてくれるかと期待したけど、前作ヒーロー、エドモンドは超えられず、、、でした。でも、このシリーズはロシアとイギリスに跨るスケールの大きな展開で楽しませてくれるので、次作も読むと思う。次作、ヒーローに興味津々。。。(BOUND BY LOVE 2009年作品) 2014/08/19
ピピピ☆
7
★★★★☆4.0記憶が薄れないうちに、次が早く刊行されますように♡2014/08/16