内容説明
侯爵である父親から一切の援助を受けられずにいたサブリナとその家族は、母方であるスコットランドの祖父のもとで暮らしていたが、祖父が戦いで命を落としたため、生まれ故郷のイングランドへ逃げ戻った。侯爵の田舎屋敷で暮らし始めたものの、食料を買う金はなく、維持費と税金を払うあてもなかった。姉と弟、それにおばを助けるために、サブリナは男装をして強盗を働くことにした。それは自分たち家族だけではなく、地所で暮らす貧しいひとびとをも助けるためでもあった。しかし、ルシアンという名の、顔に傷のある公爵につかまってしまい―。
著者等紹介
マクベイン,ローリー[マクベイン,ローリー] [McBain,Laurie]
二十六歳で初のヒストリカル・ロマンスを発表して出版界に大旋風を巻き起こした。一九七〇年代、八〇年代に発表した七作のロマンス小説はすべてベストセラーとなり、累計千百万部以上を売り上げた、カリフォルニア州北部在住
草鹿佐恵子[クサカサエコ]
翻訳家。京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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矢田ふみえ
4
やはり、盗賊は悪いことだと思います。2018/02/15
ネフェルティア
3
面白くていっき読み。サブリナが美しくたおやかな外見と裏腹に、勇気があって頑固でまさしくハイランダーの祖父譲りという性格の持ち主。ルシアンも誇り高いから、二人の衝突の仕方が激しい。二人のこと以外に、色々なことが丁寧に描かれていて、話の展開がすごく面白かった。だけどサブリナと脇役との絡みが多くて、サブリナとルシアンの二人が顔をあわせる絡みが少なく感じた。衝突してでもなんでも、もっと二人の絡みがあれば更に良かったのになと思ったけど、話の展開の仕方とか丁寧な描写が良かったから、違う話も読みたい。2013/06/02
くろうさぎ
3
前作も好きだったけど、、7冊しか書かずに辞めてしまったそうな、、もったいない。面白いのに・・・・。強情と傲慢の意地の張り合いが果てしなく??続くお話だったのかも・・・・。とにかく息をつく暇がないくらいに、次々といろんなことが起きていくんもで、一気にいっちゃいました。残りも全部読めるといいなぁ・・・。2013/05/27
Mrs.涼子
2
面白かった。今作もロードムービー風で波瀾万丈といえば、まぁそうかも。後半のヒーローの悶々具合が伝わって来ないのが残念だなぁ。2013/05/15
ばんび
1
盗賊のお話しとか、面白かった!初めての作家さんでしたが、よかったです。ほかの話も読みたいな。2017/05/09