内容説明
神社を巡る旅は日本人のルーツを辿る旅だった。作家は次なる神社を求めて歩き続けた。言葉を持たない人々の歴史のなかに隠されている「日本」の真の姿を見い出すために。好評の『沈黙の神々』の続編。
目次
入間高麗郷―埼玉・高麗
安産神・下照姫―鳥取・伯耆
不詳一座・伊勢松下社―三重・伊勢
夫姫伝説・対馬和多都美―長崎・対馬
女神が降臨した土地・久高島―沖縄・琉球
哀しみの長門忌宮―山口・長門
熊野を背負う・吉野水分―和歌山・吉野
下町の太宰府・亀戸天神―東京・亀戸
変幻する女・比売大神―大分・国東
笑い合う神々・佐太神社―島根・鹿島〔ほか〕
著者等紹介
佐藤洋二郎[サトウヨウジロウ]
1949年福岡県生まれ。作家。『夏至祭』で野間文芸新人賞、『岬の蛍』で芸術選奨文部大臣新人賞、『イギリス山』で木山捷平文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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