内容説明
パノラマ、ジオラマ、ショーウィンドウ、パサージュ、デパート、万国博覧会、パッケージツアー、映画、ショッピングモール、テレビ&ビデオ、ヴァーチャルリアリティ…「移動性をもった仮想の視線」をめぐる視覚文化史!映画研究、メディア研究の必読書にして、文学・映画・建築・美術・哲学の領域を横断する学際的な文化研究。
目次
序章 かえりみれば―「ポスト」という概念についての序
1 モダニティにおける移動性をもった仮想の視線―男性遊歩者/女性遊歩者
2 アーケードから映画へのパサージュ
3 モールの男性遊歩者/女性遊歩者
4 モダニティの終焉―あなたの断裂はどこ?
結び 時間を消費する
後記 ポストモダニティにおけるフェミニズムの運命
著者等紹介
井原慶一郎[イハラケイイチロウ]
1969年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。英文学、表象文化論専攻。鹿児島大学法文学部准教授
宗洋[ソウヒロシ]
1974年生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。英文学専攻。高知大学人文学部准教授
小林朋子[コバヤシトモコ]
1975年生まれ。鹿児島大学大学院人文社会科学研究科修士課程修了。アメリカ文学専攻。鹿児島大学非常勤講師。論文に“‘Narrative is radical’:Toni Morrison’s View of Language in The Bluest Eye and the Nobel Lecture”(2006年度九州アメリカ文学賞受賞論文)『九州アメリカ文学』第47号(2006年)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。