ＭＯＲＮＩＮＧ ＳＴＡＲ ＢＯＯＫＳ 冬嵐記 福島勝千代一代記

槐【著】/上條 ロロ【イラスト】

新紀元社（2024/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 324p／高さ 19cm
• 商品コード 9784775321300
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

四十路の教師が城主の嫡男（幼児）に転生!?
「小説家になろう」で話題の転生×戦国小説

交差点で事故に遭ったことは覚えている。でもその後は……？　まさか憑依？　転生？　混乱しながらも、今の己の身体が戦国時代に生きる勝千代という名の幼子であると理解した自分。だが、勝千代は城主の嫡男でありながら、父の側室や異母兄たちから虐待され、今にも死にそうなありさまなのだ。なんとしても幼いこの身体を死なせてはならない。勝千代の中の人である四十路男は、知恵を振り絞り、必死に勝千代を生き延びさせようとするが!?
戦国時代に迷い込んでしまった現代人による、ヘルモード・サバイバルから始まる戦国成長物語！

内容説明

交差点で事故に遭ったことは覚えている。号泣する妻がそばにいたことも。でもその後は…？まさか憑依？転生？混乱しながらも、今の己の身体が戦国時代に生きる勝千代という名の幼子であると理解した自分。だが、勝千代は城主の嫡男でありながら、父の側室や異母兄たちから虐待され、今にも死にそうなありさまなのだ。なんとしても幼いこの身体を死なせてはならない。勝千代の中の人である四十路男は、知恵を振り絞り、必死に勝千代を生き延びさせようとするが！？戦国時代に迷い込んでしまった男の、ヘルモード・サバイバルから始まる戦国成長物語！

著者等紹介

槐［エンジュ］
兵庫県出身。Ａ型。ＷＥＢライターとして活動する傍ら、「小説家になろう」にて小説を執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[史]

後の北条綱成らしい。戦国時代転生モノ。なのだけれども、イマイチその戦国時代モノである感じがしないほどに、あまりにもミクロな範囲物語かな。福島正成はマイナーの中ではメジャーですが、やはり今川家であるというところを絡めていただかないと、インパクトが薄い。うーん、硬派であること、リアリティがあることが必ずしも面白みに繋がるということはないということ。相性が悪い作品。

2024/07/30

[SAS]

★★★☆☆

2024/04/13

[菊地]

戦国時代としてもあまりメジャーじゃない時代・地方の話で、虐待されているため様々な情報も限定的で「知らない人物達の知らない話」が続く感じになっており、「聞いたことのある・知っている歴史上の人物出来事が出てくる」という戦国転生ものとしての「面白さの取っ掛かり」に欠けている。更に「虐待生活から生き延びようとする・どうにかしようとする」という暗い話が遅い展開のまま続くので、素直に楽しいと思える瞬間が少ない。 何だか全体的にピントが合わないまま話が進んでしまった印象だけど、次巻で描写される世界が広がることを期待。

2024/02/25

[tomite]

★★★☆☆ 地黄八幡と呼ばれることになる北条綱成の幼年期に転生してしまった、現代男性の物語。まず、展開が遅い。虐待されている子供に憑依転生している為か、とにかく生き残ることに必死でなかなか時間が進まない。そして、主人公が歴史に疎く、現代チートを戦国時代で行い、成り上がる物語ではない。無双ものを期待していると肩透かしを喰らう。極限の状況を限られた力で生き伸びるサバイバル歴史ものと見ると、面白い。

2025/03/23

[さーや]

久々に人に勧めた本だった。 戦国時代らしいとこに転生したあんまり知識チートもなく病弱かつ虐げられた幼児になって生き残る話だけども、とても読みやすいと思う。 最近の方はストレス耐性ないから主人公が辛いの駄目な人も多いとはいうがどうなんだろう。