出版社内容情報
【ポルタ文庫】小さな十六夜桜の木があるレストラン『東雲』を舞台に、千舟とあやかしたちの出会いを描くハートフル飯テロ物語。
内容説明
愛媛県松山市、ロープウェイ街。ここは、あやかしが人間社会に溶け込むように暮らす特別な場所。逢魔町とも呼ばれるこの土地で、誘われるように横道に迷い込んだ千舟は、一軒の風変わりなレストランを見つける。迎えてくれたのは、袴姿のイケメン料理人・真砂。彼が作る特製オムライスの味に感激した千舟は、自分を雇ってほしいと真砂に頼みこむが、実はこの“東雲”、あやかしばかりが訪れる店で…!?小さな十六日桜の木があるレストランを舞台に、千舟とあやかしたちの出会いを描く、ハートフル飯テロ物語。絶品洋食と松山名物が、あなたのお越しをお待ちしています!
著者等紹介
田井ノエル[タイノエル]
第6回ネット小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
26
あやかしと人間が混ざって暮らす街にあるレストラン東雲に、迷いたどり着いた千舟。料理の味に拘る千舟の胃袋をしっかり掴んでしまった、店主、真砂。初対面から千舟に喧嘩腰の五郎。美味しそうな料理が並んで松山に行ってみたくなるし、真砂の秘密は千舟の心に凝り固まった悩みをほぐし、更には父親との蟠りもなくしてしまった。人だから、あやかしだからと拘らず、人となりをきちんと見て判断すればきっと上手く行く。2022/09/19
綾@新潮部
16
帯に「残念イケメン」て書いてあるのに、全く残念じゃない完璧イケメンでは?と思っていたら残念な所がチラホラと。ツボってしまったのは梅津寺のシーン。世代が違うとそうなるのか…と昭和のおばちゃんは思う。ハートフル飯テロというだけあって、最初のオムライスの描写からもうゾクゾクする。愛媛の美味しい食材を用い、ひとひねり加えた料理をじっくりと文章で堪能できる、おいしい1冊。是非ともご賞味あれ!2019/10/17
あずとも
9
残念なイケメンが作るオムライスが美味しそうだし愛媛の食材を用いた美味しい料理が沢山出てくるし、じゃこカツは初めて知った。是非食べてみたい。読後はほっこり。2019/10/22
ひまわり
8
ハートフルで美味しいあやかし話に気分はほっこり♡2020/09/12
桜花
5
図書館で返却ワゴンにあるのを見つけた。松山あやかし桜?東雲?次いで本の後ろを読む。愛媛県松山市。生まれ育った街じゃないか!話の内容はともかく登場人物の名前とか方言とか、もう笑っちゃう。オール愛媛のお話です。コロナが収まったら是非ロープウエー街にお越しください。2021/12/29
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- 和書
- 唐長安大明宮 〈下巻〉