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内容説明
名家として政財界に広く名が知られる道明院家の可憐お嬢様は、見目麗しく頭脳も明晰。そのうえ人一倍ある好奇心の赴くまま事件に首を突っ込んでは、それがどんな難事件であっても必ず解決してしまう“お嬢様探偵”なのであった。この物語は、とても素敵な可憐お嬢様が、関わった事件を次々と鮮やに解決していく様を描いた華麗なる事件簿―ではなく。傍若無人で勝手気ままなお嬢様に振り回されながらも誠心誠意お仕えする三人の男たちが、お嬢様の縦横無尽な活躍の裏で否応なしに蓄積した疲れを、とっておきの甘味で癒やす…そんな日々を描いた物語である。
著者等紹介
鳳乃一真[オオトリノカズマ]
2011年に『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』で第13回エンターブレインえんため大賞小説部門で“大賞”を受賞。翌年、同作でデビュー。昨今は漫画原作者として『Azalea』(月刊ヒーローズ)にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なな
15
お嬢様に仕えるイケメン執事3人がメインのお話。タイトル通り、お嬢様がいない時に夜な夜な3人がお茶やゲームを楽しんだりしている様子が面白おかしく書かれています。先輩の執事2人が無類のお菓子好きには好感が持てました。主人公の新人執事、薫の謎がまだ残っているので続編が出てくれると嬉しいです。2020/03/21
なみ
12
タイトルの通り、お嬢様がいないところで繰り広げられる、3人の使用人たちの日常のお話。 それぞれのキャラクターがはっきりしていて読みやすいし、だからこそ彼らのギャップも魅力的に感じられます。 3人がトランプで勝負する第五話がすごく好きですにゃん。2020/04/03
イシカミハサミ
8
2019年大トリのレビューは鳳乃さん。 題名通り、 名探偵で名を馳せるお嬢様、 にお仕えする執事たちがお嬢様の留守中にうだうだする物語。 ちょっとしたゲームや思考遊びなど、 鳳乃さんらしさが詰まっている。 あと、隠し事が多そうなのも。2019/12/30
ぷに丸
6
タイトルからもわかるように、同じお嬢様に仕える三人の使用人のやりとりや日常が描かれている作品でした。三人の個性がとても強く、簡単なゲームなどのやりとりも楽しんで読むことができました。彼らの生活がもっと見てみたいので続編が出ることを期待して待っていようと思います。2019/10/19
まぁ
6
実像は謎ですが、とりあえず名探偵なお嬢様に振り回されるお付の人々のバックヤード兼お茶会。新人召使な文月くんの謎もそのままなので続きそうです。飴と鞭な先輩方が仲良くて好きですな。2019/10/12