内容説明
慶長5年9月15日、東西両軍が関ヶ原で激突―。それは、豊臣公儀が内包した矛盾の爆発だった。遠因はどこにあるのか?なぜ三成は挙兵したのか?果たして三成に勝算はあったのか?それとも彼は過酷な運命に翻弄されたのか?秀吉政権や関ヶ原の戦いの最新研究成果を反映し、三成の生涯に迫る一冊。
目次
1 近江国と三成
2 秀吉の天下取りと三成
3 東西一統と三成
4 豊臣公儀と三成
5 秀吉の死と三成
6 上杉征伐と三成
7 関ヶ原の戦いと三成
8 人物略伝
著者等紹介
相川司[アイカワツカサ]
歴史、ミステリ評論家。日本推理作家協会員。1951年、東京生まれ。1973年、早稲田大学政治経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふぃすか
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政治派閥の側面からの視点が興味深い。完全に損得勘定の世界です。現実的な感じが面白い。肩入れがなく視点が公平なのもいい。タイトルはこれですが、三成が生きた時代の政治風景って感じの内容です。関ヶ原は目から鱗な説で面白かったのですが、一朝一夕では築けないような陣構えが残っているという事実がクリアできてないのが惜しいところ。秀吉がちまちまポカやってるのもわかった。狭いといってもそれなりに広い日本66州。結局関ヶ原は豊臣公儀の内紛で西と東では名分も違うってのは納得。結局皆計算高いっていう潤いのない話。(褒めてます)2010/11/02
Kanbukyoukou
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