内容説明
忍者―戦国時代に確かに実在した集団。しかしながら、我々のイメージするものは超人的な活躍をする魔法使いさながらのキャラクターである。本当の忍者の姿とは…。歴史と創作の狭間にある謎の存在を解き明かす。
目次
第1章 忍者とはなにか
第2章 歴史
第3章 忍者列伝
第4章 忍器
第5章 忍術
第6章 創作の忍者たち
著者等紹介
山北篤[ヤマキタアツシ]
1960年生まれ、大阪府出身。システムエンジニアを経て執筆業に入る。ゲーム制作のかたわら、歴史・魔法・宗教関係の教養書を執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さくら
1
まんべんなく忍者の要素や説を紹介している。膨大な資料を若干の口語調でバリバリ取り上げときに否定していくのにはちょっと面食らう。しかしこれだけおさえていれば大体のベースはつくれるかなとおもう。ただ、筆者の主観や思想が、断りなく盛り込まれているような気も……2016/07/04
ソノダケン
1
忍術の歴史・人物・道具・技術について、かなりマジメにまとめている。忍者装束は柿渋色、鎌は両刃、麻の実を蒔いてジャンプの訓練をするのは合理的、隠密行動は二人一組、くノ一は裏切られないよう身内を使う……などなど。しかし忍者について書かれた一次資料は、戦国時代が終わってから数十年以降のもので、忍者の子孫が先祖を持ち上げる宣伝をふくむ。たとえば水面を歩くための「水蜘蛛」は物理的にありえないし、そもそも出典が中国の文献と明らかになっている。やはりニンジャについて真剣に考えるのは徒労と言わざるをえない。2015/01/25
更紗
1
忍者や忍術について詳しく書かれています。忍術って実はすごく実用的なものだったことに驚きました。2013/04/23
kino
0
歴史などわかりやすく丁寧。伊賀と甲賀、宿命のライバルとかそういうんじゃなかったのね。2012/07/17
見代
0
相変わらずこのシリーズは入門書としては素晴らしい。詳細が簡潔に書かれてるからちょっとした資料にもなるね!助かります。2009/07/01
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