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内容説明
昭和十六年八月、連合艦隊司令長官山本五十六は、第十一航空艦隊参謀長大西瀧治郎少将らと共にハワイ作戦計画の練り直しに余念がなかった。山本はアメリカとの開戦に備え、決戦兵器の建造計画を極秘に推進していたのだ。一方、突然の命で館山航空基地付となった山内直人一飛曹らは、その機密兵器用の新型零戦で厳しい訓練を受ける。そんな山内らの目の前に姿を現わしたのは、だれもが想像し得ない超巨大潜水空母「潜龍」であった!大西の指揮下で出動した「潜龍」は、常識外の作戦で次々と米太平洋艦隊撃沈に成功する。だが連戦連勝を続ける一方、戦局の長期化が米国に反撃の力を与えることに…。刻々と戦況が悪化する中、日本の命運は「潜龍」の新たな奇襲作戦に託された。
著者等紹介
大村芳弘[オオムラヨシヒロ]
1959年広島市生まれ。慶応義塾大学卒。二十四歳の時に会社員を辞めて切手商となる。既成のシミュレーション戦記に満足できなくなり、本業のかたわら自ら作家活動を開始。96年『逆襲連合艦隊』でデビューを果たす。明快なIFテーマと説得力のあるリアリティを信条とした作品を次々と発表し、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にとりん
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架空戦記物。突拍子も無いアイディアだが中々良かった。史実の日本軍はお粗末で見てらんない所も多いので、このぐらいやってくれればなと思って読んだ。負けた所をあっさりとすっ飛ばして書いてるのも潔いかなとw2014/02/11
Pochi
0
軍事シミュレーション小説です。第二次世界大戦時に、日本が超巨大潜水空母があったらどうなるのか? 潜水空母と言えば思い浮かぶのはイ400でございまして、それの大きいものかと思ったのですが、全然違う規模の、現代でも無理だろう、と思うぐらいの巨大な潜水空母です。彼我の工業力の差はいかんともしがたく、これ一隻で戦局が変わるのかどうか、そんなところに興味をもって読みました。この潜水空母「潜龍」が登場するので、ワタクシの好きな空母翔鶴、瑞鶴、それと、あの有名な船が登場しません。2013/12/28
ヤバ
0
タイトル通り巨大潜水空母が登場するストーリー。活躍するものの物量豊富なアメリカに押されていく。架空戦記とはいえ、日本軍が敗れるのはくやしかった。2013/04/17
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