内容説明
妻だからここまで描けた!アスペルガー症候群がよくわかる。
目次
第1章 いいひと(怒らない人;言葉づかい ほか)
第2章 困った日常(気がきく?きかない?;プレゼント ほか)
第3章 アスペルガー(主夫になったアキラさん;再就職、そして ほか)
第4章 これから…(現在の私たち;アキラさん)
著者等紹介
野波ツナ[ノナミツナ]
東京生まれ。漫画家として体験コミックなど多方面で活躍中。「旦那(アキラ)さんはアスペルガー」(小社刊)でアスペルガー症候群と気づかないまま大人になってしまった夫との結婚生活を赤裸々に描き注目を浴びる
宮尾益知[ミヤオマストモ]
東京生まれ。医療法人社団益友会どんぐり発達クリニック理事長。徳島大学医学部卒業後、東京大学医学部小児科、ハーバード大学神経科研究員、独立行政法人国立成育医療センターこころの診療部発達心理科医長などを経て、2014年に現クリニック開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
40
アスペルガーの夫を持つ妻が描いた漫画エッセイと専門医によるエッセイ的解説。深く付き合わないなら「個性的」、「変わっている」程度にしか思わない人、ひょっとしたら「優しい人」と好意的にとれる人が、実はアスペルガー(自閉症スペクトラムと呼ばれる発達障害のひとつ)で、そんな人と結婚してしまったらどうやって夫婦、家族の絆を築くのか、子供を育てていくのか。考えれば考えるほど重いテーマではあるが、葛藤しながらも対応していく作者に敬意を抱く。最近の若い人たちの中に対応がずれているのがいると感じて手にした本でした。2020/02/05
無理矢理読書会@半田建設
7
アスペルガー症候群とは発達障害の一つであるが、自分の身近な人にも発達障害を持っている人がいるため非常に共感するところが多かったです。きちんと伝えたつもりでも旦那さんにはあまり伝わっていなかったり、物事がうまく進んでいかず、何かいい策がないかと困っているときの筆者の気持ちがひしひしと伝わってきました。発達障碍児の人と話すときには何を伝えようとしているのかをしっかりとコミュニケーションをとり支えていきたいと思います。2021/09/02
無理矢理読書会@半田建設
5
旦那(アキラ)さんのことを最初はちょっと変わった人、くらいで思っていたツナさんだったが、本人の考えや気持ちがよくわからなかったり友人や子供、周囲の人の子持ちを考えなかったり違和感を感じて最終的には別居となる。マンガで分かり易く描かれており解説もあったので簡単に読めた。自分自身や周囲の人がこのような症状の場合は、相手に対し一つ一つ丁寧に対応するしかないと思った。2020/03/02
ENAK
3
親友から旦那さんの相談、というかグチというか色んな話を聞くことが多くなったので読んでみた本。彼女の旦那さんとはずいぶん違うキャラクターだったけど、アスペルガーっていっても色んなタイプがあるらしく…。ツナさん(著者)は色々なご苦労をされる中で、旦那さんに対しての理解を深めようと努力もされていて大変そう、とは思ったものの、アキラさんはまだ比較的扱いやすいタイプなんじゃないかとも思った。2019/12/21
ちひろ
3
シリーズなんだ。アスペルガーで編集者ってすごいと思う。他シリーズのタイトルでカランドラという言葉も初めて知った。2019/02/01