内容説明
飛行甲板を備え、50サンチ巨砲を配置した巨大航空戦艦「大和」は、南雲忠一司令長官指揮のもと、南洋の最前線に出撃し、傷つきながらもミッドウェーにて多大な戦果をあげた。昭和17年8月10日、修復改装した「大和」は、水上機母艦に改造された「武蔵」とともに艦隊を編成し、常勝の軍神の名を取って「阿修羅艦隊」と命名される。奇襲攻撃を旨とする阿修羅艦隊は、米豪通商路を遮断すべく、ヌーメア攻撃を決意。しかし、先手必勝を狙う米軍は、いち早く、ガダルカナル、ツラギ基地に対する攻略作戦を開始した。起死回生の一大揚陸作戦を決行すべく、南洋に集結する帝国海軍連合艦隊…。迎え撃つ米陸海軍の熾烈な反攻により、日本軍の苦戦が続くなか、超巨砲戦艦「大和」は50サンチ主砲の猛撃で、敵艦隊を次々と壊滅させていく!精妙な軍事知識を背景に描かれる、超大和、逆転の猛進撃。
著者等紹介
遠藤昭[エンドウアキラ]
1927年、東京新橋生まれ。幼い頃から軍艦好きで、中学卒業後、終戦まで20カ月間を海軍施設本部の書記生として勤務する。日本海事資料の収集に努め、その範囲は軍民問わず、幕末から1952年までと幅広い。現在は戦前船舶研究会渉外担当として後進の指導にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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