出版社内容情報
日本のスーパーで売られている食品がどこで生産されて、どこから来ているのか、その詳細を知れば、いかに日本の食卓は外国産のもので溢れかえっているのかがわかります。日本の食料自給率は1960年代後半から年々低くなっており世界でも最低レベルです。日本は国土の7割が森林で農産物の生産量が増やせないといった事情がありますが、食料不足に対する不安をなくすために何ができるのか、そんな問題意識を持っていただけたらと思っています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひつまぶし
2
引き続きよく出来ている。言われてみるとそうだなという当たり前のことだが、それを丁寧に、順ぐりに見せてくれる。食品だけでなく、市場を通して商品が流通する仕組み全般に当てはまることでもある。単に産地がどこかとか、値段がどうかだけでなく、輸送距離によるCO2排出量(フードマイレージ)という見方も示す。食品ロスの話など、もっともだと思うものの「そうは言われてもなあ」と引っかかるところはある。そこを解決するための具体的取り組みも紹介されている。そうした取り組みを運用し、維持していく裏にもいろいろあるのだろうけど。2025/03/14




